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三觜喜一プロが語る「ドライバーの飛距離“盛る”ゴルファーは上手くならない」理由

日刊SPA! / 2024年6月19日 8時45分

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著書『ゴルフの思考法』でスコアップに繋がるコースマネジメントを解説する三觜喜一プロ

―[誰も知らなかったゴルフの真実]―

ゴルフシーズンを迎え、今年こそはスコアアップを目指したいと願うゴルファーも多いはずだ。そうした数多くのゴルファーの悩みに答え、絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。著書『ゴルフの思考法』の中でも「スコアは打つ前に9割決まる!」と豪語する、その理由とは? 今回は即実践できるラウンド術、なかでもティーショットのマネジメントについて話を聞いた。
(以下は『ゴルフの思考法』より抜粋)

◆ドライバーの飛距離は180ヤードという真実

ティショットで一番大切なことは何でしょうか。

飛ばすことでも、真っすぐ打つことでもありません。ドライバーで打ったときに、自分がキャリーで何ヤード飛ぶかが正確にわかっていることです。「だいたいわかっている」と答える人もいますが、これもダメ。キャリーの正確な距離を知ることこそ、ティショットのマネジメントには欠かせないのです。

キャリーの距離がわからないと、たとえば打ちたい方向にバンカーがあった場合、越せるかどうか判断できません。ドライバーで越せるならばバンカーは無視できますが、越せなければバンカーがないサイドに打つ、バンカーまで届かないクラブを使うなどのマネジメントが必要になります。正確なキャリーの距離を知ることは、マネジメントするうえで絶対条件なのです。

「だいたい240ヤードぐらいは飛びますね」

私の知る限り、こう発言する80以上を打つゴルファーのほとんどは、自分の飛距離を誤解しているか、〝盛って〟います。アマチュアの方の場合、ドライバーで210ヤードキャリーすればまあまあの飛ばし屋で、そこまで飛ぶ人はほとんどいません。

ところが、弾道計測器でキャリーが180ヤードと計測されると、みんながみんな「機械が壊れていないですか?」と驚きながら言います。キャリーで240~250ヤード飛んで当たり前と思い込んでいる人がすごく多いのです。

◆役に立たないプライドは早く捨てる

ランを含めてMAX飛んだ距離を自分の飛距離と考えている人が多く、挙げ句の果てに、220ヤード飛ぶ女性と回った男性が飛距離で負けると、次のラウンドで「この前一緒に回った女のコは250ヤード飛んでたよ!」なんて言うありさまです。

女性アマチュアも同様で160ヤードのパー3だったら、ほぼ全員ティショットはドライバーでいいはずなのに、大きいと思って3番ウッドを持つ人がいます。しかし、それでワンオンした人を私は見たことがありません。

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