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“大洋ホエールズファン”の少年が、最大400人の応援団を結成するまで「1人で一喜一憂するのは寂しい」

日刊SPA! / 2024年6月26日 15時51分

◆新橋勤務、千葉在住ではハマスタが遠すぎた

一方の小島さんは大学、社会人となって新卒で今の会社に入社して以降、20代半ばから静岡、名古屋、大阪と仕事による転勤が増えてきた。この時期は野球の応援とは一線を画していた。

野球応援に再び熱が入り出したのは、40歳からだった。

「当時はSNSを通じて、ベイスターズの応援をする会に入っていたのですが、そこには会員が8000人くらいいる大所帯のグループに入っていたんです。けれども、このとき私の職場は新橋にありましたから、横浜スタジアムでナイトゲームが開催される日際には、仕事が終わってからでは間に合いません。

それに当時は自宅が千葉にあったということで、試合が終わってから帰宅すると、深夜になってしまう。『これでは体がもたないな』ということで、新橋駅付近界隈にある『三冠王』という居酒屋に、仲間10数人と集まって、お酒を飲んでワイワイしながらベイスターズの試合を観戦する、ということをしていました」

◆離婚を経て、関内に引っ越すことに

その後、アレックス・ラミレス監督が就任した2016年シーズン途中に、現在のワクワク団を結成。初めてベイスターズがクライマックスシリーズ(以下CS)に進出したこの年は、ファーストステージで巨人を破り、ファイナルステージに進出。迎え撃つ広島には1勝4敗で敗れたものの、新橋のカラオケ屋で30人近くのメンバーと応援していた。

「最大400人のメンバーがいたのですが、コロナ禍で応援が自粛されたのと、メンバーの高齢化が進んだ影響で、現在は半数の220人くらいまで減りました」

2017年にはシーズン成績が3位ながら、クライマックスシリーズのファーストステージでは2位だった阪神を撃破。ファイナルステージでも広島を4勝2敗で破って日本シリーズに進出し、ワクワク団の応援はいっそう盛り上がった。

「ちょうどこの頃、私生活で離婚をしたこともあって、千葉からベイスターズの本拠地に近い関内に引っ越しをしたんです。ベイスターズの応援にますます力が入っていきました」

◆各自バラバラで応援する“応援団”。その理由は?

ワクワク団では、横浜スタジアムで開催されるチケットは「各自で確保して、バラバラで応援する」ということをルールにしている。

「さすがに本拠地で開催される試合をすべて見に行くというのは難しいですし、見たい席の場所もそれぞれ好みがありますから、チケットは各自で確保するというスタイルを取っています。ちなみに私が横浜スタジアムで観戦するときには、2019年シーズンからライト側スタンドに新設された『ウイング席』を選んでいます」

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