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“大洋ホエールズファン”の少年が、最大400人の応援団を結成するまで「1人で一喜一憂するのは寂しい」

日刊SPA! / 2024年6月26日 15時51分

定員500人のこの席は、ゆとりがあって広々としている。低い位置からは「外野寄りの内野席」、または「外野席」と同じ感覚で楽しめ、高い位置からはこの席ならではの眺望も満喫できるのが魅力だと、小島さんは話す。

そうして試合が終わると、横浜スタジアムのライトスタンド側にある噴水の近くにメンバーが集結。その後はスタジアムからほど近い「Baseball居酒屋 まるは」で、その日の試合内容について、メンバー全員で語り合うのがルーティンとなっている。

「店内には巨大モニターがあって、その日に行われたベイスターズの試合が流れるんです。得点シーンや失点したシーンを見ては、みんなで盛り上がるのもまた楽しいのです。ときには野村弘樹さんなどの元ベイスターズOBが来てトークショーもあったりと、不定期でイベントを開催したりもするんです」

◆1人で一喜一憂するのは「寂しい」と思った

さらにこのお店で忘年会を開催しているのだが、このときある「イベント」を企画していると話す小島さん。

「不要になったベイスターズグッズのプレゼント会を行っているんです。たとえば3連戦限定で配布されるユニフォームを、3試合すべてに行って3枚もらったとします。すると、『2枚は必要だけど、1枚はいらないな』となったときに、忘年会のときに持って来ていただいて、そこで参加しているメンバーで『欲しい』という人がいたらプレゼントをする。ときにはじゃんけんになったりもしますが、必ず誰かがなにかしらのグッズはゲットできるシステムになっているので、非常に盛り上がるんですよ」

小島さんがワクワク団を結成して以降、コンセプトに掲げていることがある。「点と点をつなげるプロジェクト」というコンセプトだ。

「私も経験したので理解できるのですが、野球応援している人って、基本1人ぼっちが多いんですよ。勝った負けたを1人で一喜一憂する。これって寂しいことだなって思ったんです。そこで『ワクワク団』を結成して、みんなでベイスターズの試合を共有しながら語り合っていく。そうした輪をつなげていって、これから先もベイスターズの応援を盛り上げていきたいですね」

◆応援団のなかに、別の趣味を楽しむサークル活動も

現在、ワクワク団には、釣り部、アウトドア部、旅行部、鉄道部、音楽鑑賞部などのサークル活動も行っている。

「『ベイスターズを応援する』という共通の趣味を通じて、さらに別の趣味でもつながっていく。プライベートでこうしたつながりを持っていくことは、この先もできる限り続けていきたいですね」

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