“負け組投資家”100人に聞いた、失敗の原因トップ10。「事業内容をあまり調べずに買った」が3位
日刊SPA! / 2024年6月27日 8時50分
写真はイメージ
新NISAや日経平均の上昇を受けて株式投資を始める人が増加中だ。しかし、そんな“株ビギナー”たちからは早くも「損をした」「やらなきゃよかった」といった声が続出する事態に……。初心者がやりがちな失敗する思考パターンを知り、勝ち組投資家を目指せ!
◆新NISAで投資デビューした人、早くも後悔!?
日経平均が一時4万円台になるなど、年初から高騰を続けてきた日本株。足元では3万8000円台で揉み合う展開になっているが、ここまでは“勝ちやすい相場”だったと言えるだろう。
しかし、そのような良い地合いでも投資初心者かは「新NISAで株を始めたらいきなりマイナスからのスタートになった」(61歳・男性)など、早くも悲鳴が上がり始めている。
彼らはどのような投資での失敗をしているのか? 「’23年以降に投資を始めた」という100人の声を集めたところ、“初心者ならでは”の失敗をしている人が多かった。後述のランキングを見てもわかる通り、「損切りできずに損失拡大」「よく調べずに株を買った」などは、投資で負ける人の“あるある”とも言える。
「今年から株式投資を始めてネットで話題になっていた銘柄を勢いで買ったのですが、結局は下落して、ずっと塩漬け状態です」(45歳・男性)
なかには、はやりのAI関連銘柄に手を出し、「高値摑みで急落。一日で200万円の損失を出した」(50歳・男性)という悲惨な体験談も……。
◆「負ける原因」を知ることが上達への第一歩
「投資初心者はまず、やりがちな失敗の傾向を知ることが上達への第一歩です」
そう助言を送るのは、エコノミストのエミン・ユルマズ氏だ。例えばランキング1位の「損切りできない」のは、「サンクコスト・トラップ」という心理効果だという。
「初心者ほど『せっかくお金を費やしたのだから』と意固地になり、自分の判断が間違っていると認められないもの。このような思考だと適切な判断ができず投資では勝てません。一方、勝てる投資家はしっかりと『マイルール』に沿った取引をします。最初はビギナーズラックで勝てても、長く相場で勝ち続けるためには勝敗を分ける“思考の違い”を知らなければいけません」
「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」とは、故・野村克也監督の名言だが、野球の世界だけでなく投資でも同じことが言える。まずは「負ける原因」を知らなくてはいけないのだ。
◆「負け組投資家」たちの声
「3月下旬に買った個別株がすぐに下落。含み損がどんどん増えている」(40歳・女性)
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