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大手回転寿司チェーンが抱える“ジレンマ”。「ひと皿100円均一」からの脱却も、“強みを失う”結果に

日刊SPA! / 2024年7月7日 8時53分

『はま寿司』『かっぱ寿司』は企業としては海外展開は進めているものの、回転寿司ではやや出遅れている印象があります。今後の動きに注目といったところです。

国内市場が飽和状態であれば、海外に目を向けるというのは自然な流れです。「売れる場所で店を出す」というごくシンプルな話なのです。売上比率において、海外が国内を上回るほどの状態を目指すべきでしょう。

◆“多ブランド化”に注力する『スシロー』

ちなみに、海外事業以外でいうならば、近年『スシロー』は“多ブランド化”にも注力しています。持ち帰り寿司の『京樽』、寿司居酒屋の『杉玉』などをM&Aで手に入れており、既存のチャンネルと重複しない事業展開によって、現状を打破したいのかもしれません。

回転寿司は私たちにとっては実用食であり、日常の飲食店。メニューも豊富で、エンタメ性のあるお店もあり、行けば食べること以外にも楽しさがあります。

“グルメ界の日本代表”として様々な国で人気を博してくれたら、こんなに嬉しいことはありません。海外を旅行した際、現地仕様にローカライズされたメニューを試してみるのも、きっと面白いと思います。

<TEXT/永田ラッパ>

【永田ラッパ】
1993年創業の外食産業専門コンサルタント会社:株式会社ブグラーマネージメント代表取締役。これまで19か国延べ11,000店舗のコンサルタント実績。外食産業YouTube『永田ラッパ〜食事を楽しく幸せに〜』も好評配信中。

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