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1千万円「純金茶碗窃盗事件」の真相。32歳“自称イケメン”被告の「信じられない行動」が明らかに

日刊SPA! / 2024年7月12日 15時52分

1千万円「純金茶碗窃盗事件」の真相。32歳“自称イケメン”被告の「信じられない行動」が明らかに

 今年4月、東京都中央区にある「日本橋高島屋」の本館8階で開催されていた「大黄金展」で、販売価格1000万円越えの純金茶碗を盗んだとして逮捕・起訴された堀江大被告人(32)の初公判が、6月27日に東京地裁(小坂茂之裁判官)で開かれた。
 この事件を巡っては、被告人の行動や貴金属店の買取価格、高島屋の警備体制などナゾが多い。ましてや、被告人はイケメンを自称しYouTubeにチャンネルを開設・動画投稿をしていた。本記事では、そんな“ナゾ多き事件”に迫る。

◆被告人の驚きの行動が明らかに

 一時、社会をにぎわせた事件とだけあって、開廷の約30分前から法廷前には傍聴希望者で列ができており、なかには高島屋関係者であろうスーツ姿の集団や若者など約30名が並んでいた。

 開廷前、職員に連れられ被告人が入廷。被告人は上下灰色のスウェット姿で、傍聴人を見渡すことなく終始正面を向いてた。第一印象は小柄で、送検時のニュース映像よりも見た目が若く、大学生と言われても疑われないであろうほど。

 起訴内容は、被告人は4月11日午前11時40分頃、東京都中央区の日本橋高島屋本館8階で純金抹茶茶碗(販売価格1040万6000円)を窃取したというもの。裁判官から起訴内容に間違えはあるかと尋ねられ、被告人は「大丈夫です」と犯行を認めた。そして検察官の冒頭陳述により、被告人の当日の行動などが明らかになった。

 被告人は、北海道生まれで約5年前に上京。上京後は借金を重ね、一向に返済をしない被告人に対して、消費者金融から訴訟を提起されるほど追い詰められていたという。

 事件当日の4月11日、被告人は午前11時24分に高島屋に入店した。その後、午前11時32分に本館8階の「大黄金展」を訪れ、店員の行動や配置状況などを確認。午前11時40分には、商品を覆っていたクリアケースを外して、純金茶碗をリュックサックの中に入れ、会場を後にした。

 そして驚くべきことに、会場を後にした約5分後の午前11時52分に再び商品を盗もうと会場内に入っていたのだ。だが、店員の行動を見て断念、午後0時5分には高島屋を退店している。

 被告人は、東京メトロ日本橋駅まで歩き、東西線に乗って現場を離れた。ネット上で「金売買」と検索した後に、午後1時17分にタクシーを使って古物商のA店を行き、茶碗を転売・換金した。盗まれた茶碗は24金で重量は381グラム。しかし、売却価格はわずか178万円だったという。

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