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ロレックス投資の超基本「6世代ごとの違いと中古市場の評価」をプロが解説

日刊SPA! / 2024年7月14日 15時52分

 4桁世代は、生産期間が長いため、同じモデルでも「パーツ交換の有無」や「仕様違い」で相場が異なるため、4桁世代に詳しい人でないと手が出しづらいのです。また、モデルによっては正規メンテナンスの受付が不可となっているため、そういった点でも玄人向けとなっているといえます。

 ですから、4桁世代は「以前ほど人気度が高くない」といえるわけですが、この世代ならではのクラシカルな魅力は、今でも全く失われていません。4桁を狙うには少し勉強する必要がありますが、調べて買う価値のある世代だといえます。

<特に高値(中古相場300万円以上のステンレス素材。以下同様。)となっているモデル>
・デイトナ:797万円~(特にポール・ニューマンは高値。推定5000万円以上)
・赤シード:525万円~
・ミルガウス:389万円~
・エクスプローラー2:346万円~
※『1950年代のより古い4桁』は、いずれも高値(300万円以上)だといえる

◆【80年代ヴィンテージ】どことなくクラシカル感が漂う

 80年代ヴィンテージは、生産終了から10年ぐらいしか経過していなかった1990年代後半時点ですでに「ヴィンテージ品」として扱われていました。型番自体は5桁で、見た目も5桁世代に近いのですが、どことなく「クラシカル感」が漂うのが80年代ヴィンテージの特徴だといえます。

80年代ヴィンテージに該当するのは、初代GMTマスター2の16760や、エクスプローラー2の16550。また、サブマリーナーでは168000という6桁品番まで存在します。

<特に高値となっているモデル>
エクスプローラー2 アイボリー文字盤:349万円~

◆【5桁世代】最も手が出しやすい中古品?

 1989年頃から登場したモデルが『5桁世代』に分類できます。

 この世代からが、近代的な世代だと身近に感じる人が多いのではないでしょうか。ただ、2024年現在の中古相場では、スポーツ系において5桁世代が最も安価となっている傾向があります。

 5桁世代はシンプル、かつ完成されたデザインが魅力的。また、4桁世代のような「年式による仕様違い」が少なかったり、正規メンテンナンスも受け付けているため、最も手が出しやすい中古品といえるかもしれません。

 ただし、年式による仕様違いは2つ存在。1つは、ブレスレットのバックル部分が「シングル」から「ダブル」に変更された点。もう1つは、発光塗料が「トリチウム」から「ルミノバ」に変わった点です。ほぼ全てのモデルが、1998年頃を境目にこういった変更を実施されています。

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