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83歳、“架空”のおじいちゃんカメラマン「月3000万インプレッションの稼ぎは?」中の人を直撃

日刊SPA! / 2024年7月16日 8時52分

「生成AIには大きく分けると『Stable Diffusion』と『Midjourney』の2つのソフトがあります。『Stable Diffusion』は少し知識が必要ですが、僕が使っているのは『Midjourney』で、文章を翻訳サイトとかで英文にしてから入力するだけで高品質な画像できあがるんです。

 おばあちゃんの『果実でチャック』の画像なら、『おばあちゃんがジップのついた衣装を着ていて、頭に果物が生えている』みたいな文章を入力しました。最初はクオリティの低いものが出てくることもあるので、少しずつ修正して完成させますね」

 生成AIは人工知能が自動で画像を作ってくれるものの、ソフトに入力する文章は人間が考える必要がある。長橋さん自身のクリエイティブな発想も重要なのではないか。

「僕は大したことはやっていません。こんな画像を作りたい、というよりは“画像大喜利”みたいな感じです。出てきた画像に対してこういう文章を載せたらSNSでは面白いんじゃないかな、と考えています。見てくださっている方も画像単体よりも文章込みで楽しんでくれている気がしますね」

◆月3,000万インプレッションも「そこまで稼いでいない」

 今も「會田与作」のアカウントは伸び続けており、現在では4.7万フォロワー。インプレッション数は最大で月3,000万を叩き出したそうだ。X上では「投稿がバズったらPRしたいものを宣伝する」という“お決まり”の流れがあるが……。

「宣伝投稿風の画像もAIで作りました(笑)。まぁ、自分にはPRするものが特にないというだけなんですが、若干、SNSの“お決まり”への皮肉みたいなところもあります。一瞬、『なんだ、PRかよ』って思った人に心をザワつかせてほしいなと思いました」
 ある意味で「そんな小銭は稼がない」矜持にも見えるが、3,000万インプレッションもあったのなら、実際はさぞかし儲かっているのではないだろうか。

「いいえ。たとえば、Xの投稿でいいねを約30万も得た月に頂いたお金は2621円でした(笑)。別に會田与作で稼ごうとは全く思っていなかったので、逆に投稿するネタになって全然よかったんですけど……。X上でよく見る“インプレゾンビ”たちって、実は割りに合わないんじゃないかなぁとは思いました」

 とはいえ、8月には阪急メンズ東京で写真展が開催される。これはさすがに大金が舞い込むのではないか……と思ったが、「入場無料なので儲けるどころか、下手したら赤字になる可能性もあるかも」とのこと。それでは會田与作の活動に限界を感じているのだろうか。

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