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83歳、“架空”のおじいちゃんカメラマン「月3000万インプレッションの稼ぎは?」中の人を直撃

日刊SPA! / 2024年7月16日 8時52分

「実は會田与作をきっかけに『生成AIに詳しい人』として企業さんへのコンサルのようなお仕事を頂いています。カメラマンの仕事と並行してやっているので、ありがたいことに忙しくさせてもらっています」

◆「バズった」からこそ分かる生成AIの限界

 本業のカメラマンの仕事に加え、生成AI関連の仕事も増えた長橋さん。それならば今後も「會田与作」とともに時代を突き進むのか? と思いきや「どこかのタイミングで辞める可能性はある」と話す。
「生成AIはまだまだグレーな部分があります。ネット上にあがっている様々な画像を無作為に集め、ごちゃまぜにして出力する構造上、ポルノ画像が含まれてしまったり肖像権を犯してしまったりする恐れもあります。誰かの顔がそのまま出るわけではありませんが、著作権の許可を取らずに何百億もの画像を組み合わせて出力されてしまい、どういうデータを使ってその画像ができたのか確認するすべがない。投稿前には似たような画像がないか地道に画像検索をかけて確認していますが、厳密には確認できないのが怖いですね」

 そうした怖さに加え、生成AIへの嫌悪感が根強いのも理由のひとつだ。企業が広告で生成AIを使用すると炎上するケースも多く、世の中としてはアンチが多いのだそう。會田与作にもDMがたくさん届くそうだが……。

「僕はそういったDMを送ってくる方の主張はものすごく理解できるし共感もできるので、“そうだよね”っていう感じで受け止めてはいます。生成AI自体は非常に進化が早く、数ヶ月経ったら新しいツールが出てきて革命が起きることもありますので、今は最前線で動向を見ながら、AIにできることを模索したいと思っています。

 ただ、生成AIに触れ、『人間ってやっぱ面白い』と強く感じました。本気のクリエイティブが試されているというか。そのうえでは、人間のユーモアにAIはまだまだ追いつけないと思います」

 生成AIの最前線で、冷静にその動向を見守っている様子。果たして、今後はどんな“変化”が起きるのだろうか。

<取材・文/松本果歩>

【松本果歩】
恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA

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