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“日本一人口が少ない村”青ヶ島に住む40歳女性が、東京本土から戻ってきて感じたこと「退屈だろうと思っていたのですが…」

日刊SPA! / 2024年7月23日 8時51分

 コロナで外出できずに家でYouTubeを見て過ごす方が多かったと思いますし、現実逃避したいがために、田舎の映像を見たいという方も多かったみたいで。始めて間もない頃から反響の多さを感じていました。

◆のんびり島の暮らしをお伝えしているだけ

――(2024年7月10日現在の)チャンネル登録者が16.6万人。すごい反響ですが、戦略的に何かを考えてきたということではなく、シンプルに日常の様子を配信していただけですよね?

佐々木:そうですね。のんびりやっている割にはすごいなと自分でも驚いています(笑)。事件とか何もないですし、「〇〇をやってみた」とか面白い企画を立ててやっているわけでもないので。本当にただのんびり島の暮らしをお伝えしているだけというか、ホームビデオみたいな感じですよね。

――東京から青ヶ島へ行く場合、まずは八丈島まで行き、そこを中継地点として船またはヘリコプターで向かうことになると思いますが、船の場合だと約13時間ほどかかります。しかも欠航する可能性もありますよね?

佐々木:天候不良などで欠航する場合もありますが、7割ぐらいは出ているんじゃないかなと。1年間トータルで7割という感じで、8月とか夏の時期は就航率が100%だったりもするんです。逆に欠航が多いのは1月や2月ですね。ヘリコプターの場合も、霧がかかったりすると降りられなくなることも結構ありますね。梅雨の時期なんかもそうですし。

◆ヘリコプターと船、どちらで来る人が多いのか

――八丈島からヘリコプターだと約20分、船だと約3時間と所要時間が違いますが、やはりヘリコプターを利用する方が多いですか?

佐々木:そうですね。皆さん普段はお仕事をされていると思いますし、「どうしてもこの日に行かなきゃいけない」という方はヘリコプターに乗って、逆にある程度融通がきく方は「明日は天気が良さそうだから、船で行こう」と船を選んだり。青ヶ島に来られるような方は、けっこう離島に行った経験が多かったり、旅慣れしている方が多い印象ですね。

――青ヶ島は、島全体が「二重カルデラ」(高さ250mの断崖で囲まれ、外輪山と内輪山のある二重の火山島)という独特の地形ですが、そのことが旅行者の好奇心をくすぐる?

佐々木:やっぱりインパクトがあるんで。何があるからっていうよりも、「青ヶ島にたどり着いた時点で完結」みたいな感覚なんじゃないですか。たどり着くのが難しいからこそ着いただけで満足、みたいに思ってもらえているのかなと。

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