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長期休みの高速道路渋滞で“あおり運転”に遭遇、「車線変更しまくる車」が事故を起こすまで

日刊SPA! / 2024年7月26日 8時54分

長期休みの高速道路渋滞で“あおり運転”に遭遇、「車線変更しまくる車」が事故を起こすまで

※写真はイメージです

 ニュースなどで頻繁に取り上げられる「あおり運転」。被害者の精神的苦痛は深刻であり、トラウマにもなりかねない。
 自動車損害保険を扱うチューリッヒ保険は今年、『2024年あおり運転実態調査』を実施。あおり運転をされたことがあるドライバーは72.5%であった。昨年の53.5%よりも大幅に上昇し、この半年間でも24.1%と多くのドライバーがあおり運転に遭遇していることがわかった。

 今回は、あまりの理不尽な運転に憤りを感じたという2人のエピソードを紹介する。

◆狭い道路で「下がれや!」と恫喝するタクシー運転手

 山田ありささん(仮名・30代)は、娘を塾まで迎えに行った帰り道に、あおり運転に遭遇した。その道は両側に側溝があり、3メートルほどの道幅しかないそうだ。

「夜の10時ごろ、前方から対向車のヘッドライトが見えました。この道ですれ違うためには、1か所だけ広くなっている場所があるので、そこまで行くしかないんです」

 しかし、対向車はその広い場所を猛スピードで通り過ぎた。そして、山田さんの車の手前で急停車したという。その車は“空車の黒いタクシー”だった。

「私がきた道を戻るには、数メートルバックしたあとに、やや直角のカーブを曲がらなければなりませんでした。タクシーが2~3メートルほど後退すればいいだけなのですが……」

 焦っていると、男性運転手がタクシーから降りてきたため、山田さんは窓を開けた。

「私は『運転が下手でバックに時間がかかります。すみませんが、少し下がってもらえませんか?』と、頼んだんですが、『なんでやねん! そっちが下がれや!』と凄んできました。そして、『こんな道、簡単にバックできるやろ! 免許持ってるんやろ!』と怒鳴ってきたんです」

 山田さんの車の窓に手をかけようとする運転手。街灯のない暗い道だったことも重なり、後部座席に座っていた娘は「怖い……」と震えだした。山田さんは、仕方なくゆっくりと車を後退させることに……。

「娘にも後方を確認してもらいながら、数分かけてようやくカーブを曲がりました。その間、私の車にピッタリとついてきたタクシー運転手は、『やったらできるやろ!』といい、走り去ったんです」

◆あおり運転の車が戻ってきて…

「しかし安心して運転を再開してから数分後、タクシーが戻ってきて、私の車の真後ろにつきました。タクシーは蛇行を繰り返し、今度はあおってきたんです。道はしばらく狭いままだったので、タクシーを先に行かせることはできませんでした」

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