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長期休みの高速道路渋滞で“あおり運転”に遭遇、「車線変更しまくる車」が事故を起こすまで

日刊SPA! / 2024年7月26日 8時54分

「追いかけてきた」と娘も怯えていた。山田さんが「どうしようか」と思ったとき、前方にヘッドライトが見えたという。

「一瞬、“車に挟まれた!”と絶望しましたが、その車を運転していたのは、ママ友のご主人だったんです。私はとっさに車を停止させて、『タクシーにあおられてる』と大声でうったえました」

 ママ友の夫は、山田さんに気づくとすぐに車から降りてきたそうで、タクシー会社と車のナンバーを確認して電話をかけてくれた。

 あおり続けていたタクシー運転手は、その様子に焦ったのか、猛スピードで去って行ったのだとか……。そして翌日。

「タクシー会社から謝罪がありました。どうやら、あおり運転をしてきた運転手は苦情が多いんだそうです。“今日は出勤していない”と言われました」

 山田さんは、今でも同じ車種のタクシーを見かけると、「あの運転手では?」と身構えてしまうという。

◆渋滞のなかにあらわれた“あおり運転車”

 影山正さん(仮名・40代)は、コロナ禍も落ち着き、長期休暇で大阪へ出かけた帰り道に、あおり運転の被害をうけた。

「暗くなるまえに地元に戻ろうと思い、早めに帰路についていました。17時ごろに高速道路を運転していたのですが、GWだったので交通量が多く、二車線とも時速30〜40キロくらいでダラダラ走るという状態でした」

 影山さんだけでなく、ほかの車も“GWだし仕方ない”と割り切っているのか、過度に車線変更をするような車もなかった。平和な感じで車は流れていたそうだ。

「そんなときに、“あおり運転車”があらわれました。バックミラーで後方を確認すると、むやみやたらに車線変更しまくる車がいたんです。『この状態で、そんなことしても仕方ないのになー』なんて思っていると、その車は、私の車のすぐ後ろにまできていました」

「どけ!」と言わんばかりにプレッシャーをかけてきたという。しかし、影山さんの前方には車の列があり、加速することなんてできなかったと話す。“ピッタリつけられてもどうしようもない……”とそのまま走行していると、クラクションを鳴らされたとのこと。

◆あおり運転の車を回避したのだが…

「周囲の車が気を利かせてくれて、走行車線へ車線変更できるようにスペースをあけてくれました。おかげで、私は走行車線へと移動して、あおり運転から逃れたのですが……」

 あおり運転の暴走は止まらなかったそうだ。今度は、影山さんの前の車にピッタリとはりつき、あおり運転をはじめた。影山さんのときと同様に、周りの車が協力し、視界からあおり運転車が消えようとしていた。そして……。

「あおり運転車が去ったかと安心したのも束の間、急に追い越し車線の列が動かなくなりました。『もしかして、あおり運転車がやらかしたか?』と思ったら、ドンピシャでした」

 どうやら、あおり運転車が追突事故を起こしていたようだ。影山さんは、「状況から察するに、前走車がなかなか道を譲ろうとしなかったのでしょう」と推測した。

「幸いなことに、バンパーがへこんだ程度の被害ですんでいました。ただし、この場合、過失の割合は10対0であおり運転側にあるでしょうね」

 影山さんは、あおり運転の車に対して「ざまぁ! スカッとしましたよ」と締めくくった。

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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