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小中高オール公立で“東京大学”に現役合格した女子ラッパー。彼女の心に火をつけた「親の一言」

日刊SPA! / 2024年8月3日 8時50分

小中高オール公立で“東京大学”に現役合格した女子ラッパー。彼女の心に火をつけた「親の一言」

ラップバトルに臨んでいる時の1枚

全国各地から優秀な頭脳を持った学生が集う東京大学。卒業後はコンサル、メガバンクなど一流企業に就職したり、官僚への道を歩む者も多いことから、東大生は「真面目」「踏み外さない」といったイメージで見られやすい。
一方で、自身の個性を爆発し、型にはまらない活動を展開する「クレイジー」な学生もいる。その一人が、文学部3年のMasterplum/DJ +M(ぷらむ)さん(20歳)。東京大学ストリートカルチャー同好会というサークルに所属し、ラップを駆使したオリジナル楽曲の制作を行う「フィメール・ラッパー」だ。音楽の才能に恵まれた彼女は、なぜ東大を志望し音楽活動を始めることになったのか、聞いた。

◆合格最低点で滑り込んだ強運

――普段どんな活動をしているのか、教えてください。

ぷらむ:DJ兼ラッパーとして楽曲制作やライブ活動を行っています。最近では、先輩DJ・法念さんと作った「東京大学学費値上げ反対Rap”Don’t mess stus”」という楽曲が話題になりました。

国からの運営費交付金が削減することを背景として、東京大学側が年間約10万円の学費引き上げを検討しているという報道を受け、抗議の意を込め制作したものです。Don’t messは「○○をなめるな」の意訳で、「学生不在で学費値上げ検討を進めるな」がタイトルの意味です。ラッパーのダースレイダーさんがXで紹介してくださったりと、反響を呼びました。

――早くから東大を意識していたのですか?

ぷらむ:いえ、本格的に目指し始めたのは高3になる直前です。千葉県出身で、高校は県内トップと言われる公立校でした。とはいえ高校時代、勉強はあまりしていませんでした。あるとき親に「大学は受けるけど、落ちるだろうから専門学校を併願する」といったんです。

そしたら、母親から「専門はいいけれど、『大学に受かりそうにないから』なんて理由で目指すのは反対。やりたいことがないなら、大学に入学してから専門を選べる大学もあるよ」と言われて。この言葉をきっかけに、1~2年は教養課程、3年から進学先振り分けがある東大を意識するようになりました。

本番の’22年入試では、ただでさえ苦手だった数学が難化し、全く解けず、自分では落ちたと感じていました。後から調べたら合格最低点だったので、実際ギリギリで大学に滑り込んだ感じでした。

◆「姫にはなりたくない」

――ラップに目覚めたきっかけを教えてください。

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