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日経平均“4451円下落”の今だからこそ「投資を続けるべき」理由。過去の暴落事例で明らかに

日刊SPA! / 2024年8月6日 8時55分

日経平均“4451円下落”の今だからこそ「投資を続けるべき」理由。過去の暴落事例で明らかに

写真はイメージです

8月5日の日経平均株価は約4451円下落し、TOPIXもマイナス12.23%も下落しました。新NISAがはじまって最初の大暴落であったことから、投資を始めたばかりの方や暴落の経験がない方にとっては不安が大きいのではないでしょうか。いくつかのメディアでは新NISAを売却したというニュースもありましたが、大暴落の今だからこそ「投資を続けるべき」ということを理由と合わせて解説したいと思います。
◆理由1:暴落時こそ新NISAでインデックス投資をコツコツ続けるべき

本来の新NISAの目的は長期間の運用で資産を育むものであり、短期間で資産を増やすものではありません。例えば、オルカン(全世界株式)やS&P500などの指数に連動するインデックス投資に毎月決まった金額を投資するドルコスト平均法であれば、マーケットの値動きを気にする必要はありません。

最初の設定をして、あとは継続する「ほったらかし投資」の優れた点は、感情に左右されずに自動的に購入する仕組みにあり、暴落時は「絶好の買い場」となるのです。

実はインデックス投資はプロの8割の投資家に勝てると言われるほど、優れた投資手法です。以上のような理由から、どんな状況であっても新NISAは続けるべきなのです。

◆理由2 過去の暴落事例から回復までの期間

過去10年以内に発生した暴落によってTOPIXが下落から回復までに要した期間はどれぐらいだったのか、過去の事例を取り上げていきます。

【2016年2月チャイナショック】
要因: 中国経済の減速と金融市場の不安定化。具体的には、中国の製造業の低迷や資本流出が加速し、人民元の下落などを背景に暴落しました。
底値: 2016年2月12日(1196.28ポイント)
直前ピーク: 2016年2月1日(1462.67ポイント)
下落率: -18.2%
回復期間: 約9ヶ月
相場解説:世界中の投資家がリスク回避のために資産を売却し、株式市場は急落。TOPIXもその影響を受け、大幅に下落しましたが約9ヶ月で元の水準に戻りました。

【2016年6月: ブレグジット】
要因: イギリスのEU離脱(ブレグジット)決定。国民投票で離脱が決まったことで、欧州経済の不透明感が増し、金融市場が大きく揺れました。
底値: 2016年6月24日(1204.48ポイント)
直前ピーク: 2016年6月23日(1298.71ポイント)
下落率: -7.3%
回復期間: 約3週間
相場解説:市場はブレグジットの衝撃を受けて一時的に大幅な下落を見せましたが、短期間で元の水準に回復しました。

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