「ミヤネ屋」と「ゴゴスマ」、視聴率バトルで明暗クッキリ。MCもゲストも“攻めの姿勢”が招いた誤算とは
日刊SPA! / 2024年8月9日 15時53分
しかし、世はコンプライアンス最優先に変わった。宮根氏に限らず、モラルを二の次にするMCは時代遅れに違いない。今、婚外子の問題が発覚したら、おそらくスポンサーが許さない。
一部で宮根氏が番組からの卒業を希望していると伝えられたが、基幹ネット局の中心である日テレ社員に真偽を確認したところ、そのような事実は一切ない。そもそもMCは体調面の問題や家庭の事情などがない限り、自ら降板を申し出るものではない。自分の存在の否定になってしまうし、所属事務所の経営を左右してしまうからだ。
『ミヤネ屋』は視聴率が落ちたとはいえ、まだ『ゴゴスマ』に食らいついている。ほかの誰かにMCを交代すれば、視聴率が急伸するという保障もない。宮根氏の選択肢は続投しかないのである。
◆若く醜聞のないライバル番組のMCたち
今後の宮根氏は格下のはずだった『ゴゴスマ』の後塵を拝しながら、『ミヤネ屋』のMCを続けることになるだろう。自分に落ち度があるとはいえ、愉快ではないはずだ。
『ミヤネ屋』の視聴率は今後、さらに落ちるという見方がある。『ゴゴスマ』は名古屋のCBCの制作だが、フジテレビが大阪・関西テレビの制作する関西ローカルの情報番組『旬感LIVE とれたてっ!』(同午後1時50分~同2時45分 以下、とれたてっ!)を放送する可能性があるからだ。
『とれたてっ!』の東京での放送が実現すると『ミヤネ屋』と『ゴゴスマ』とのマッチレースは三つ巴の争いになる。『とれたてっ!』のMCは元日テレアナの青木源太氏(41)。61歳で過去にゴシップのある宮根氏に対し、40代の石井氏と青木氏には醜聞がない。宮根氏にとって楽な戦いになるとは考えにくい。
3番組のカラーはかなり異なる。『ミヤネ屋』は宮根氏を中心に攻めの姿勢。コメンテーターも梅沢富美男(73)、アンミカ(52)らファイタータイプが目立ち、番組のオピニオンがはっきりしている。
『ゴゴスマ』の石井氏はソフト。コメンテーターもますだおかだの岡田圭右(55)や元A.B.C-Zの河合郁人(36)ら穏健派ぞろい。石井氏とコメンテーター、視聴者が社会問題を一緒に考えるスタイルだ。
『とれたてっ!』の青木氏もソフト。昭和後期に流行した物や音楽を紹介する「青春昭和遺産」など企画色の強いコーナーが多い。
◆BPO申し立ての行方は?
一方、『ミヤネ屋』は7月、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(60)の代理人弁護士から抗議された。松本が『週刊文春』の報道をめぐって同誌と民事訴訟で争っている件について、番組内容が松本氏の名誉権の侵害を助長したという。
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