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東大文一から東京藝大へ。2つの頂点を極めた男の「壮絶半生」

日刊SPA! / 2024年8月10日 8時50分

そんな時、偶然仲間たちと無人島に行く機会がありました。どうせならと釣竿と水だけ持って2泊3日のサバイバルに。極限状態に陥った時、ふと砂浜に絵を描いている自分がいることに気付きました。事業とアート作品を作りながら未来を考えられたら絶対面白いし、藝大での経験はきっと事業にもプラスになる。そうして、藝大大学院の受験を決意しました」

藝大の試験では、仮想通貨や広告をテーマにするなど、これまでの経験をフルに活かした作品を提出し見事合格。事業にもアートな側面が大いに役立っている。

「僕の夢は、1万年後の生き物がびっくりするような作品を作ること。そのために、コインオタクの売却資金で山を購入し、そこでオブジェの製作を進めています。また、太陽の塔のように後世に残る作品を作るには大きな組織とのコラボが必要不可欠です。

そこで、Senjinホールディングスの事業の一環として『ALT.』というアート部門も設けました。上場企業や省庁と共同で作品制作を行い、芸術と経営を結びつけるワークショップを実施。現在は、経済産業省大臣室に作品を献呈したり、ASEANサミットでアートのプログラムを提供したりさせていただいています」

藝大を卒業後、今度は慶應の博士課程に進学。アート×経営について新たに学び直すなど抜かりがない。「デジタルマーケティング、人材、地方創生、アート事業の4つを柱とした活動を通して、世界の進化を早めていきたい」。そう語る下山氏の次なるチャレンジに、ひと時も目が離せない。

取材・文/桜井カズキ 撮影/ヤナガワゴーッ!

―[クレイジー東大生 【MySPA!マンスリー特集】全10記事]―

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