アドマイヤマーズが大活躍の理由は? 注目の「新種牡馬産駒の特徴」を解説
日刊SPA! / 2024年8月30日 15時30分
初年度産駒が大活躍中のアドマイヤマーズ。自身は国内外でマイルG1を3勝している 写真/橋本健
日本の競馬は“パリミュチュエル方式”が採用されています。これは簡単に言えば、売上から主催者が一定の割合で控除したあと、残ったお金を的中者で分け合うシステム。人が買っていない馬券を当てた方が儲かるということです。
したがって、他の人が気付いていない情報や傾向を敏感に察知できれば、勝率はグンと高まります。例えば、新潟直線1000mは圧倒的に外枠有利なコースとして知られていますが、2001年に直線1000mコースが新設されてから早い段階でこの傾向を察知した人は大儲けできたことでしょう。
人より一歩先に傾向を見抜く重要性。その最たるものが新種牡馬ではないでしょうか。種牡馬の能力や適性は、実際に産駒が走ってみないとわかりません。競走成績通りの能力を産駒に伝えられているのか。得意条件はどこなのか。情報が行き渡る前に傾向を見抜くことができれば、予想に有効活用することができます。
そこで、開始から3ヵ月が経過した2歳戦における新種牡馬の成績を検証してみたいと思います。
◆スタートダッシュに成功したアドマイヤマーズ
まずは主な新種牡馬の成績をご覧ください。
※成績は8月30日現在。左から種牡馬名、着別度数、勝率、連対率、3着内率
・アドマイヤマーズ 8- 5- 3-17/33 24.2% 39.4% 48.5%
・サートゥルナーリア 8- 3- 3-20/34 23.5% 32.4% 41.2%
・ナダル 4- 5- 1-19/29 13.8% 31.0% 34.5%
・タワーオブロンドン 4- 4- 3-27/38 10.5%21.1%28.9%
・モズアスコット 4- 3- 2-12/21 19.0% 33.3% 42.9%
・ウインブライト 3- 1- 6-39/49 6.1% 8.2% 20.4%
・シスキン 2- 1- 0- 1/ 4 50.0% 75.0% 75.0%
・ゴールドドリーム 2- 0- 0- 7/ 9 22.2% 22.2% 22.2%
・ルヴァンスレーヴ 0- 2- 2-24/280.0% 7.1% 14.3%
・フィエールマン 0- 2- 0-23/25 0.0% 8.0% 8.0%
ここまで8勝2着5回で新種牡馬のトップを走っているのがアドマイヤマーズ。大本命サートゥルナリアも同じく8勝を挙げ、前評判に違わぬ活躍をみせています。この2頭の8勝という数字は種牡馬全体でみても9勝を挙げているエピファネイアに次ぐもので、まずはスタートダッシュに成功したとみていいでしょう。
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