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ひろゆきが考える「仕事の仕上がりが微妙なとき」の快く直してもらう言い方。賢い人が自然とやっているズルい言いまわし

日刊SPA! / 2024年8月31日 8時46分

 要するに、修正すること自体が相手の気分を害すのではなく、きちんと理由を伝えない言葉選びが気分を害しているのだと思うんですよ。なので、コミュニケーションコストを下げてあげれば快く動いてくれるのではないかな、と。

 逆に、変に気を揉んで曖昧な言い回しになるほうが逆効果です。相手の気持ちを逆なでしないように「もう少し直せばさらによくなりそうなので」など、否定感を弱めたニュアンスで伝える人がいるのですが、これもNG。否定感を弱めて伝えると修正理由も弱くなりますし、とんちんかんな修正版になる可能性すら高くなる。お互いの手間がまた追加で発生します。

◆修正がうまくいかない場合は…

 ただ、どれだけ根気よく伝えても、相手の趣味や主張が強くて修正がうまくいかない……という場合もありますね。そんなとき、例えばウェブサイトならよくないと思う理由を伝えたうえで公開してしまい、実際の反応や数字をもって、「言った通りだったでしょ?」と伝えると次回から発言力が高まったりします。後から修正が利くような仕事であれば、一度試してみるといいですよ、と。

構成/杉原光徳(ミドルマン)

【ひろゆき】
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』

―[賢い人が自然とやっているズルい言いまわし]―

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