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“ラーメン二郎を150杯食べた”韓国人がソウルで営むラーメン店。「日本のジロリアンも満足する一杯を」

日刊SPA! / 2024年9月6日 15時52分

――本場の二郎はどれほど食べたのですか?

ヨンウン氏:日本に何度も足を運んで、一日に3〜4杯、計150杯ほど食べました。時にはしんどくなって、太田胃散を飲みながら通うほどでした(笑)。でも、経営するための義務感で二郎を食べ続けたわけではなく、本当においしいと思って毎回通いました。

――日本に通ううちに、ますます二郎を好きになっていったのですね。

ヨンウン氏:二郎は知れば知るほど、奥が深いラーメンなんです。お店によってスープの味や麺の太さ、追加できるトッピングまでさまざま。つまり、二郎という料理一つで、できることが無限大にあるんです。日本に通いながら、二郎の魅力にすっかりハマってしまいました。

◆日本のジロリアンから称賛を受け自信がついた

――韓国で唯一の二郎店として、自信がついたきっかけはありますか?

ヨンウン氏:日本には、ラーメン二郎の熱狂的なファン「ジロリアン」がいますよね。日本のジロリアンから、直接称賛を受けたことがあります。その方は日本国内にあるラーメン二郎をすべて食べつくしてしまい、海外の二郎ツアーまで始めたという筋金入りのジロリアンです。

 台湾にもラーメン二郎系のお店が増えているようで、台湾でラーメンツアーをしてからうちの店に来てくれたそうです。その方はウチのラーメンを食べて「台湾よりもここのほうがおいしい!」と褒めてくださりました。

――ジロリアンから褒めてもらえるのはかなりの自信になりますね!

ヨンウン氏:ほかにも、韓国在住の日本人のお客さんが「なんで日本に出店しないの?」「十分日本でも通用するのでは?」と言ってくださることがよくあります。最近は、そういう言葉を耳にすることが増えて自信がつきましたし、経営を楽しめるようになってきました。

◆本場二郎の接客スタイルをリスペクトしつつも自店には取り入れず

 ――本場の二郎によくある、独特の接客スタイルについてどう思いますか?

ヨンウン氏:スマホを触りながら食べたらいけない、おしゃべりをしながら食べたら怒られるなどの文化ですよね。経営のためであることは理解していますし、あのような独特な文化はおもしろいとも感じます。うちの店に取り入れたいと思うこともありますよ。「早く食え!」「スマホを見るな!」って(笑)

――ただ、566ラーメンのお客さんは飲食をゆっくり楽しんでいるイメージです。

ヨンウン氏:韓国人にとってラーメンは「外国の食べ物」なので、うちではゆっくり楽しんでもらえるようにしています。あまりにも長居するお客さんには丁寧に事情をお伝えすることもありますが、基本的にはルールは設けていません。

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