1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

武士の身分はお金で買うことができた?日本史の常識「士農工商」制度は実は存在しなかった

日刊SPA! / 2024年9月8日 8時51分

 いっぽう三菱をつくった岩崎弥太郎の家は武士でしたが、その権利を売って農村で農民身分(土佐では地下(じげ)浪人と呼んだ)になっていました。しかし、弥太郎はのちに武士の権利を買い戻しています。

 江戸や京都の大店(豪商)は、先祖の地に住む農民の子を多く店員として雇用し、その中から立派な商人になるものも少なくありませんでした」

 身分間の移動ができたことも驚きだが、私たちがこれまで当然だと思っていた「士農工商」という概念が間違っていたことが一番の衝撃かもしれない!

文/河合 敦 構成/日刊SPA!編集部

【河合 敦】
歴史作家、多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。
1965 年、東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。歴史書籍の執筆、監修のほか、講演やテレビ出演も精力的にこなす。『教科書に載せたい日本史、載らない日本史』『日本史の裏側』『殿様は「明治」をどう生きたのか』シリーズ(小社刊)、『歴史の真相が見えてくる 旅する日本史』(青春新書)、『絵と写真でわかる へぇ~ ! びっくり! 日本史探検』(祥伝社黄金文庫)など著書多数。初の小説『窮鼠の一矢』(新泉社)を2017 年に上梓。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください