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タイに移住した45歳男性が明かす、月8万5000円で悠々自適な生活「面倒な人間関係も避けられる」

日刊SPA! / 2024年9月17日 8時53分

タイに移住した45歳男性が明かす、月8万5000円で悠々自適な生活「面倒な人間関係も避けられる」

亮太さんが暮らすパタヤのコンドミニアムの部屋

 近年、「FIRE」という生き方が注目を集めている。資産運用で経済的に自立し、定年退職を迎える前にリタイアすることだ。今まで仕事に費やしていた時間を自由に使い、趣味などに没頭する……。
 そんな憧れのFIREを40歳手前で達成し、現在はタイのリゾート地として知られるパタヤに移住し、リタイア生活を送っている男性がいる。「パタヤチャンネル」というYouTubeチャンネルを運営している亮太さん。今回は詳しい話を聞いた。

◆タイは、昭和の経済成長期の日本と似ていて…

 現在45歳の亮太さんがFIREし、タイのパタヤに移住したのは6年前。39歳のときだった。きっかけは何だったのか。

「もともと海外に住みたいという強い思いがあり、オーストラリアの大学に通っていました。卒業後、名古屋の旅行会社で3年間働きましたが、給料が低く、手取りは15〜18万円程度でした。このまま働き続けても貯蓄は難しく、海外移住も夢のまた夢だと感じたため、海外で就職したいと考えるようになったのです」

 大学時代の経験が忘れられず、26歳で一念発起してオーストラリアの旅行会社に就職したという。

「ケアンズの旅行会社で6年半働き、32歳で同じ会社のシドニー本社に転勤になりました。その後、2年で退職したのですが、理由はもっと多くの国を旅行したかったからです。休暇が取りやすいということから現地法人の大手不動産会社に就職し、有給を使ってタイをはじめ、ベトナムやカンボジアなど東南アジア4カ国を周遊しました。

 タイに初めて訪れたとき、当時の雰囲気が昭和の経済成長期の日本に似ていて、逆に新鮮に感じました。また、物価の安さも大きな魅力でした。その頃から、いつかタイに住みたいと思うように思ったんです」

◆日本では人生の大半が仕事で終わる

 33歳でタイ移住を強く意識した亮太さんが、FIREを目指した理由について話してくれた。

「日本では仕事が人生の9割を占め、プライベートが1割というイメージがあります。でも、オーストラリアでは逆で、仕事は1割程度で9割は自分のために使う、という考え方が一般的でした。

 僕にとって、肉体的にも精神的にも元気で経験値もお金もある40代〜50代がベストな年齢だと思い、その時期に自分の時間を大切にしたいと考えました。もしも60代や70代になってお金がなくなっても、そのときにまた働くのも面白いかなって」

 その後、FIREを実現するために本格的に貯蓄を始めた。

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