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令和の虎・林社長「武田塾」の経営ノウハウを活かし、2年で6億円を稼いだ秘密とは?

日刊SPA! / 2024年9月18日 8時51分

水野:フランチャイズ展開の大きなメリットはどこにありますか?

林:2つあります。1つ目は展開スピードが圧倒的に早くなることです。もし武田塾を自社のみで展開しようとすると、校舎を1つ立ち上げるのに約1000万円かかるため、400校舎だと40億円かかる計算になります。とてもじゃありませんが、これは自社だけではできません。

 それをフランチャイズ展開してそれぞれのオーナーさんに費用負担してもらうことによって、オーナーにも本部にも利益が入る仕組みになる。Win-Winの関係を築きながら、拡大成長できるのは大きなメリットです。

 2つ目は、自分よりもすごい方の力を借りられることです。武田塾には多くのすごいオーナーさんが加盟してくれました。その方々から資金だけでなく、知見も、労働力もお貸しいただけたのです。その中には令和の虎に出ている桑田龍征社長、トモハッピー、岩井良明社長もいました。他にももっとたくさんすごい人がいるのですが、そんな方々と1つの事業ができるというのはとても大きかったです。

 日本には知られていないだけで、素晴らしいフランチャイズ展開をされている経営者がたくさんいらっしゃいます。今後はそういう方たちを取り上げた書籍も書いてみたいと思っています。

水野:林社長は株式会社FCチャンネルにも携わり、フランチャイズの本部構築やノウハウ支援なども手がけられていますよね。

林:私もFCに出会ってなければまだ2校舎しかなかったかもしれません。なので、「いいサービスなのに知られていない」ものをFCの力でひとつでも多くの方々に知ってもらえるよう、今後も活動していくつもりです。フランチャイズの素晴らしさを世に伝えたいです。

◆YouTubeでの発信が、ビジネスを加速させた

水野:フランチャイズ展開をする一方で、早くからYouTubeの発信にも力を入れたそうですね。

林:2006年に武田塾を開設した2年後、2008年には武田塾チャンネルを開設しました。主な視聴者は高校1年生~3年生、浪人生なので、大学紹介や正しい参考書の使い方など、生徒に向けたコンテンツを充実させることで、武田塾への入塾を増やしたい狙いがありました。

 チャンネル開設当初は、どんなコンテンツを出したらいいか手探り状態の部分もありましたが、トライ&エラーを繰り返したことで、結果的に多くの知見を得ることができたのです。

水野:2016年には「フランチャイズチャンネル」を、翌2017年には「wakatte.tv」(わかってTV)を開始されたのも、武田塾チャンネルでの成功があったからなのですね。

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