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“セクシー女優”を取材しまくる44歳女性。「前職や過去の経験」をライターとして強みに変えて

日刊SPA! / 2024年9月19日 8時44分

“セクシー女優”を取材しまくる44歳女性。「前職や過去の経験」をライターとして強みに変えて

ライターのもちづき千代子さん(44歳)

ここ数年で“Webライター”が急増した。出版社や編集プロダクションから独立した人だけではなく、一般企業に勤める会社員の副業や、子育て中のママでもOK。特別な資格は不要で未経験から始められる……。
ライターは自分で名乗りさえすれば、誰でもなれる職業といえる。しかし実際、専業で生計を立てることができるのは、ごく一部の人に限られているのだ。

そんななかで、もちづき千代子さん(44歳)はセクシー女優のインタビューをはじめ、“アダルト系ジャンル”を強みに大きな存在感を放ち、各メディアで“ひっぱりだこ”の状態。取材・執筆にとどまらず、YouTubeやトークイベントに出演することも。

今回は、そんな彼女が“アダルト系ジャンル”がメインのライターになった理由や、一人前に稼げるようになるまでの道のりを聞いた。(記事は全2回の1回目)

◆テレビのディレクターを目指していた大学時代

もちづきさんは、もともとはテレビのディレクター志望だったという。そこから、なぜライターを本業とするようになったのだろうか。

「大学時代はあまり友達がいなくて。テレビ制作を専攻すると、編集部屋を無料で借りられたので、大学内でも1人になれる空間が確保できて、とても快適だったんです。

そこで動画編集をたくさんしているうちに『けっこう面白いかも』と思って、就職する際もテレビディレクターを目指すようになりました。でも途中でテレビディレクターの仕事は“陽キャ”じゃないとできないと感じて断念しましたね」

現在はインタビュアーとしてYouTubeやトークイベントにも出演し、コミュニケーション能力に長けているように見えるもちづきさんだが、大学生の頃は人と接することが苦手だったとか。それでも自分が面白いと感じた制作を続けるべく、知人の紹介で映像制作関連の会社にアルバイトで入り、そのまま社員になったという。

「東京モーターショーのようなイベントで使う映像を作っていました。アルバイト期間も含めて3年くらいはいましたね。でも、もっと制作側にまわりたいと思って、Vシネマのメーカーに転職しました」

転職先がAVメーカーのグループ会社だったことが、その後のもちづきさんに影響をもたらしたのだ。

◆無意識に抱えていた「男性への復讐心」

「アダルト業界の関係者と会う機会が多い環境で、徐々にAVの仕事も担当するようになったんです。当時は24歳くらいだったので抵抗感はありましたが、それよりも『生活していくために稼ぐ』という気持ちが上回っていたんです」

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