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年収1000万円アナ・奥井奈々「仕事はXのポストを読むだけ」から、腐らずに周囲の信頼を勝ち得た秘訣

日刊SPA! / 2024年9月21日 8時52分

◆「自分にできることから貢献しよう」

「職場で存在価値を出すためには、すごい能力や特別な経験は必要ありません。大切なのは、与えられた仕事に対して誠実に取り組む姿勢。小さな仕事であっても、その積み重ねが信頼を築き、結果として存在価値を高めることにつながるのだと知りました。

 じゃあ、『今の私にできることとは? そうだ。まずはチーム内で困っている人のために行動することにしよう!』と決めました。

 自分は特に何のスキルも経験も持ち合わせていない。だから、せめて同僚や隣の席、チームメンバーが困っているのを発見したら、手を差し伸べることにしました。全然使えない、ダメな私にできることは、これくらいしかありませんでした」(奥井さん)

 自分にできることから貢献しよう。そう決意してから、奥井さんは忙しそうな周囲の人たちを徹底的に観察し、人手を欲しているような人がいたら「何か手伝いましょうか?」と一声かけていたという。

「すると、『このあとの会議の資料、コピーしてくれる?』なんてお手伝いを任されたりします。何もすることがなかった私はこれだけでも嬉しかったのですが、ただコピーして渡すだけでなく、見やすくてめくりやすいホチキスの位置を考えて留めたり、大事そうなところに付箋を貼ったり。

 小さな仕事でも誠意をもって、『かゆいところに手が届く』ように自分なりに工夫することを意識していました。

『こんな雑務、だれがやっても同じじゃないかな』なんて思ってしまいがちな雑務や雑用といった小さな仕事こそ、大きな信頼を生むもの。その小さな信頼や貢献の積み重ねで、次第に自分の希望する仕事を任せてもらえるようになっていきました」(奥井さん)

◆悩んでいるのは自分だけではない

 昨今、「何者かにならなければいけない」と、自分の存在価値について深く悩んでいる若者が多いのではないかと、奥井さんは懸念する。

「SNSの普及によってこのような悩みはより大きく、より過酷なものになっていて、いわば『現代病』です。この悩みは、静かに心を蝕んでいき、放っておくと鬱などの深刻なメンタルヘルス問題に発展することすらあります。

 でも、自分の存在価値に悩んだり、不安になったりしているのは自分だけではないというのも事実です。新しい環境で悩むのなんて当たり前。まずは、『自分の存在価値に悩むのは当たり前のことだ』と理解し、その悩みと向き合いながら、少しずつ前に進んでいくことが大切なのだと気づかせてもらいました」

プロフィール
奥井奈々(おくい・なな)

番組キャスター/株式会社WellNaviAI(ウェルナビアイ)代表取締役社長
1993年生まれ、兵庫県出身。2018年、NewsPicksの番組オーディションで選出され、初代NewsPicksキャスターとなる。『TheUPDATE』、『HORIE ONE』、『WEEKLY OCHIAI』などに出演。現在は、ネット番組を中心にMC やファシリテーターとして活躍するほか、ヘルスケアや体調管理に特化した動画メディア「WellNaviAI(ウェルナビアイ)」の代表を務める。初の著作『ガチ存在価値-あなたの姿勢で勝ちが決まる-』を上梓

<取材・文/日刊SPA!編集部>

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