ラブホ従業員が驚いた客の行動「高齢者の団体が“12時間”のフリータイムを利用して…」
日刊SPA! / 2024年9月26日 15時52分
※写真はイメージです。
さまざまな事情を抱えた人たちが利用するラブホテル。一般的には、ドキドキ、ワクワクしながら、ときにはソワソワと向かう場所だ。
今回は、ラブホの意外な利用法について2人のエピソードを紹介する。
◆コロナ禍で状況が一転したラブホ街
昨年まで約7年間ほどラブホ街に住んでいた野淵茂さん(仮名・30代)。
「いかがわしいマッサージ店が乱立するエリアを抜けた先に、ラブホ街がありました。私はそこで生活していました。徒歩圏内には飲食店やコンビニ、商業施設などがあり、意外と生活しやすかったと思います」
定期的に謎の血だまりを見ることもあったというが、野淵さんは危険な目に巻き込まれたことはなく、比較的快適に過ごしていたそうだ。
そんな中、2020年のコロナ禍以降、ラブホ街の状況は一転したという。
「飲み屋といかがわしい店で盛り上がっていた街は、一連の自粛ムードで静まり返りました。そこの店の利用者が多く占めていたので、かなり人が減ってしまったように感じました。その後の“Go To トラベルキャンペーン”などで息を吹き返すまで、しばらくそのような状態だったと思います」
◆気分転換に“ラブホでリモートワーク”
当時、野淵さんが勤めていた会社も世間の流れに応じて、リモートワークが主体となった。狭いアパートでパソコンと向き合うリモートワークが続き、気分がうつうつとしていたという。ある日“ふと思いついたこと”があったようだ。
「近所にあるラブホは、安いところだと5000円ほどで滞在できます。早朝から夜10時ごろまでのフリータイムプランを用意しているホテルも多くありました」
頻繁にではないが、ラブホは気分転換のリモートワークにもってこいの場所だったそうで、週に1度のペースで利用していた。
「朝起きたら、近所のドン・キホーテに向かい、激安の食料や晩酌用の酒などを調達して、そのままラブホにチェックインするんです。広い浴槽にお湯をためて出社報告したあとは、優雅にお風呂に浸かりながらテレビを楽しみつつ、片手間で仕事をこなしていましたね」
今思えば、「サボり以外の何物でもなかった」と野淵さん。何もできずに気分がふさぎがちだったコロナの期間中、近所のラブホで気分転換ができたのは、ラブホ街に住んでいてよかったと思える数少ない思い出なのだとか。
◆面接官は友人の父親だった
友人に勧められたのをきっかけにラブホで働くことになった高木さつきさん(仮名・20代)。
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