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『虎に翼』で話題の土居志央梨、素顔は“よね”とは正反対「笑い上戸で、性格も楽観的です」

日刊SPA! / 2024年9月28日 8時54分

土居:たしかに「女は愛嬌」みたいな風潮、ありますよね。

――そしていかんせん、よねは寅子に厳しい(苦笑)。寅子が出産を機に司法の道を一度、断念したときも「こっちの道には二度と戻ってくるな!」とか、終戦後、生き延びて再会したときも、寅子には笑顔ひとつ見せず、素直じゃない。そんなよねを土居さん自身、どうご覧になっているでしょうか?

土居:正直私も演じながら「なにもそこまで頑なじゃなくても……」と思ったことがあるし、寅子役の伊藤沙莉ちゃんと話したこともあります。よねは寅子を誰よりも信頼しているんですよね。

自分を常に律しようとする彼女にとって、寅子はさまざまな感情を刺激してくる特別な存在。だからこそ、よねの強い言葉も寅子への「愛情の裏返し」だと思って演じていますね。

◆15年続けたバレエをやめて、世界が色づき始めた

──土居さんは、子どもの頃からクラシックバレエをやられていたのだとか。

土居:クラシックバレエは3歳から18歳まで続けていました。母親が若いときにジャズダンスをやっていて、私にはバレエをやらせたいと思ったみたいで。ただ私は基礎的なバーレッスンは好きじゃなくて(苦笑)。

発表会で衣装を着て、役を演じるのが楽しかったんですよね。毎回、幕が上がるとき、スポットライトを浴びながら舞台の袖から出ていく瞬間がなによりも好きでした。「表現するって楽しいんだ」と感じられるようになった原点はバレエですね。

──15年も続けたバレエをやめるのは、大きな決断でしたね。

土居:そうですね。高校1年のときに大きなコンクールに出たのですが、それが終わってからいわゆる「燃え尽き症候群」になってしまったんです。でもバレエ推薦で高校に入学している手前、やめたいとは自分からなかなか言えず。朝も起きられなくなって、正直限界でした。

親も私の様子に気づいていて、私が「もうバレエを続けられないかもしれない。普通に進学したい」と告げたら、すんなり理解してくれました。

──似たような話をバレエ経験者である他の女優さんからも聞いたことがあるんです。その方は、自分を抑圧し続けてきたけど、バレエをやめた瞬間、「これからは好きなことをしていいんだと思った」とおっしゃっていましたよ。

土居:まさに。それまで灰色だった世界がようやく色づき始めたみたいな感じで。今でこそ撮影前もぐっすり眠れる能天気な私ですが、それもすべてのネガティブはその時期に置いてきた感じです。

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