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『虎に翼』で話題の土居志央梨、素顔は“よね”とは正反対「笑い上戸で、性格も楽観的です」

日刊SPA! / 2024年9月28日 8時54分

◆オープンキャンパスで映画監督・林海象に出会う

――バレエ、大変だなあ……。そこからなぜ俳優業に?

土居:それまで受験勉強を一切してこなかったので、その時点で受けられる大学を探して、いろいろと資料を取り寄せたんですが、パンフレットが一番きれいだったのが京都芸術大学で(苦笑)。

最初は、ダンスコース(現:演技・演出コース)を志望する予定だったんですが、オープンキャンパスに行ったとき、たまたま参加した「エチュード(即興演劇)」のワークショップに参加したら、それがすごく楽しくて。

教授であり映画監督の林海象さんも、おもちゃの拳銃を振り回したりしていて面白い人だなと思って見ていました(笑)。

――運命ですね。また話しますがうちの妻も海象さんに導かれた人生だったんです。

土居:そうなんですか。大学に入ってから、お芝居もすごく楽しめて今もどんどん解放されていっている感覚で、その意味で導かれました。

――きっとご家族も喜んでいらっしゃるのでは。

土居:今回は父が一番ソワソワしているみたいです(笑)。母も、3歳下の弟も、これまでも私の舞台を毎回見に来てくれて、一家総出で応援してくれてますね。

◆印象に残っている俳優は天海祐希

──ここで改めて土居さんのこれまでの経歴を振り返ると、いろいろと研鑽を積まれていらっしゃる。映画『リバーズ・エッジ』では、主人公の友人「小山ルミ」役で、性的表現を含むシーンにも挑んでいます。

土居:懐かしいですね。この映画は大学卒業後、上京して初めてつかんだ役なので、とても印象深くて。あの行定勲監督だし、岡崎京子さんの原作も好きだったので強い思いでオーディションに臨みました。

――共演した中で印象に残っている俳優さんはいますか?

土居:天海祐希さんです。ドラマ『緊急取調室』にゲスト出演したとき、初めてお会いしたのですが、まるで後光が差しているようでした。その後、『広島ジャンゴ2022』という舞台で共演させていただいた際には、「こんなに“背中”で導いてくれる、カッコいい座長がいるんだ!」と思って。

後輩にあれこれアドバイスするというより、天海さんが稽古している姿を見ていると、こちらも自然と「頑張ろう」と思えてくるんです。とても優しくて素敵な方で、またぜひご一緒したいですね。

――あと、これも僕、びっくりしたんですけど、土居さん10年ほど前には先ほど名前が挙がった林海象さんの作品にも出ていらっしゃる。

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