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桜井日奈子、「劣化した」心無い声に悩んだ日も。今は「筋肉質な自分の体」を誇れる

日刊SPA! / 2024年9月28日 15時53分

「バラエティ番組に出るときでもなるべく肌を隠したり、ボディラインの出ない衣装を選んでいました。

 デビューからずっと、もう8年くらい、痩せるために頑張っていたのに、『太った』とか『劣化した』とかいう声が止まなかった。もともとバスケをずっとやっていて、筋肉質なこともあって、どうしても周りの細い子と比べてしまって、落ち込んで……」。

 傷ついた時期もあったが、あるときから成果が出るようになったという。

「どうしてこんなに自分の体が嫌いになっちゃったんだろうと、すごく考えました。『ぽっちゃりしたよね』と言われて、どんどんストレスが溜まっていた。なぜ無理して華奢にならなきゃいけないんだろう。だいたい私は一生懸命やっていて、決してサボっていたわけじゃないのに。

 それで『何がダメなの? ちょっと筋肉質な自分の体もいいじゃん!』と思えるようになったら、すごく気分が楽になったんです。ボディメイクが楽しくなって、みるみる成果が出るようになりました」。

 だから初の水着には「私的には、前のめりでやってみたかったことなんです」と断言。

「いま私、お尻で100キロ上げられるんです。馬のような立派なお尻、“馬尻”だと誉められています。努力の成果を、ぜひ見てもらいたいです。『こういう面もあるんですよ』って。うふふ」と自信の笑みを見せた。

◆放送中のGPドラマに「肩をブンブン回して挑んでいます」

 俳優業も好調だ。もともと全国区としては、大東建託の「いい部屋ネット」のCMでブレイクした桜井。その後、舞台『それいゆ』(2016)で芝居の魅力に目覚め、主演映画『ママレード・ボーイ』『殺さない彼と死なない彼女』、配信ドラマ『ヤヌスの鏡』『マイルノビッチ』などでキャリアを重ねてきたが、近年は役の幅を広げている。

「少し前は、お芝居をやっていてもそのことへの評価よりも、ビジュアルに対する意見ばかりが返ってきて、手ごたえがなかったんです。それであまり期待されていないんだなと思ってしまっていました。

 でもあるとき、事務所の社長から『自分に期待しないとダメだよ。周りはいろいろ言ってくるけれど、自分のことを自分が一番できると思っていないと、どんどん自分なんかという思考になっていっちゃうよ』と言われて、『確かに』と思うようになったんです」。

 今年は『95』(テレビ東京)、『マル秘の密子さん』(日本テレビ)と、地上波ドラマに2クール連続で出演。特に放送中の『マル秘の密子さん』での秘書・千秋は、今の桜井が演じることで豊かさを増している。

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