義父の葬式に次々とやってくる“強面の男”たち…「隠しててごめん」妻が明かした義父の正体とは?
日刊SPA! / 2024年9月30日 8時53分
※画像はイメージです
現在はそれほど珍しくはないひとり親家庭。厚生労働省『令和3年度 全国ひとり親世帯等調査』によると、母子家庭119.5万世帯、父子家庭14.9万世帯の計134.4万世帯で全世帯の約2.6%を占める。
それでも一緒に暮らしていなかった父親(母親)との交流が続いているケースも多く、結婚や子供が生まれた際には祝ってくれたという人も多いだろう。
11年前に結婚した若山宏司さん(仮名・40歳)は、2歳下の妻の実家が母子家庭。だが、彼女は父親との関係は良好で結婚前に挨拶した際には、「娘のことをよろしくお願いします」と頭を下げられたとか。入籍後も年1~2回は自宅に招いて一緒に食事をしていた。
ところが、数年前に病気で帰らぬ人となり、ここで義父が元極道だったことを知る。遺体に和彫りの刺青が入っていたことに気づいてしまい、「今まで隠していてごめんなさい」と妻から打ち明けられたという。
◆温厚でいつも笑顔だった義父の知られざる過去
「戸籍上、義父母に婚姻関係はなく、『妻と子供に迷惑はかけたくない』との義父の強い意向だったそうです。妻が小学生のときに足を洗ったそうですが、それまで何度か刑務所に収監されていたらしく、最後に入った時に義父から切り出す形で義母と別れたそうです。ただ、仲違いしたわけではないため、妻だけでなく義母ともたまに会っていたと聞きました」
ちなみに義父は30代後半で組を抜けた後、知人のツテで建設会社に就職。亡くなる数年前に退職するまで真面目に働いていた。職場では同僚や若い社員からの信頼も厚かったそうで、「いつもニコニコしており、とても元極道の方には見えなかった」と話す。
「葬儀は義父のお兄さんが喪主を務めたのですが、当時はまだコロナ禍。そのため、身内だけの家族葬になったのですが、ウチの両親も飛行機の距離に住んでおり、母親は福祉施設で働いていたこともあって参列できませんでした。
少人数で見送ることになると思ったのですが、葬儀会場には強面の男性たちが次々と訪れ、20人近くはいたと思います。みなさん義父の昔からの知り合いらしく、現役か足を洗った方かはわかりませんが組員時代の関係者だとなんとなく察しました」
◆強面の男たちからの香典の多さにビックリ
ただし、全員が通夜、告別式が始まる前に会場を出てしまい、滞在していたのは10分程度。せっかく来てくれたので引き留めようとしたが、義父と同年代らしき初老の男性からは「私のような人間が長居してもご迷惑がかかりますから」と言われたそうだ。
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