「ばかやろう!」一車線の道路で蛇行、“あおり運転”してきたプリウスが警察に捕まるまで
日刊SPA! / 2024年10月1日 8時52分
※写真はイメージです
ニュースなどで頻繁に取り上げられる「あおり運転」。被害者の精神的苦痛は深刻であり、トラウマにもなりかねない。
自動車損害保険を扱うチューリッヒ保険は今年、『2024年あおり運転実態調査』を実施。あおり運転をされたことがあるドライバーは72.5%であった。昨年の53.5%よりも大幅に上昇し、この半年間でも24.1%と多くのドライバーがあおり運転に遭遇していることがわかった。
今回は、あおり運転に遭遇し、怖い思いをした2人のエピソードを紹介する。
◆漆黒の山道に突然現れた不気味なジープ
看護師の三浦剛さん(仮名・30代)は、看護師不足の影響で、数か月間隣県の総合病院に出向していた。
「片道150キロはあったでしょうか。高速道路もあるのですが、節約のために下道を使用していました」
三浦さんの車は古い軽自動車。カーナビが指示する山道を走り、4時間ほどを費やして病院に通っていたそうだ。
ある日の夜20時ころ、車を走らせているときにあおり運転に遭遇した。
「途中まではスムーズに走っていました。山道に入ると街灯はなく、辺りは漆黒です。また、深い霧が覆い、前が見にくい状況だったんです。ライトをハイビームにしてフォグランプを点滅してもよく見えません」
すると、後ろからきたジープが車間距離を詰めてきたという。前は見づらい、後ろはジープがぴったりと付いてくる状況に思わず舌打ちをする。
◆道の先から“グシャ”や“グギャー”という音が聞こえて…
「詰めてくる相手のヘッドライトが私の車内を照らしていました。加速をしようにも、ぐるぐるとうねる坂道です。霧のモヤもあって時速は30キロくらいが限界でした。ルームミラーで確認すると、相手の車は車高が高く、運転手の顔は見えません」
三浦さんの体は汗でベトベトになっていた。その状況は10分ほど続いたそうだ。何とかわずかな駐車スペースを見つけ、車を停めたのだが……。
「ジープは私の車をしり目に先を急いで走り去りました」
安心して運転を再開したのも束の間。数分も経たないうちに、大きな衝撃音と悲鳴が混じった咆哮(ほうこう)が聞こえたという。
“グシャ”
“グギャー”
一瞬だけ三浦さんの心拍数も跳ね上がった。ジープは、一旦停止したあとゆっくりと走り出したようだ。「何があったのか」と減速しながらようすを伺うと……。
車にひかれた野生のシカが横たわっていたとのこと。シカの周りには、ジープのバンパーの破片が無数に飛び散っていたそうだ。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「窓を開けて大声で」“あおり運転”してきた黒いBMWに天罰。緊迫の状況から警察に捕まるまで
日刊SPA! / 2024年11月20日 8時53分
-
あおり運転をした“ヤンキー仕様の車”が返り討ちに。高速道路で覆面パトカーに連行されるまで――仰天ニュース傑作選
日刊SPA! / 2024年11月16日 15時45分
-
「俺をあおっただろ!」スマホで撮影しながら怒鳴る軽自動車の運転手。警察を呼んだ結果…
日刊SPA! / 2024年11月15日 8時51分
-
「窓を開けて大声で…」“あおり運転”してきたトラックが、カーブを曲がり切れず事故を起こすまで
日刊SPA! / 2024年11月3日 8時52分
-
「あれは恥ずかしかったと思いますよ」引っ越し業者のトラックを“あおり運転”した高級外車の末路
日刊SPA! / 2024年10月27日 8時52分
ランキング
-
1コンビニ大手3社の「肉まん」「高級豚まん」を実食。この冬に食べるべき“コスパ圧倒的”の肉まんは
日刊SPA! / 2024年11月24日 15時52分
-
2コロッケでも餃子でもハンバーグでもない…受刑者200人が答えた「刑務所ごはん」人気No.1メニューとは
プレジデントオンライン / 2024年11月24日 16時15分
-
3品川イオンスタイル「最強フードコート」の実態 太っ腹にも程がある?自由すぎる食のスポットだ
東洋経済オンライン / 2024年11月24日 12時0分
-
4とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
5小泉孝太郎がやっている「納豆の最高においしい食べ方」 タレ半分、“あるもの”をたっぷり
Sirabee / 2024年11月22日 16時15分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください