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元「子役」「ギャルモデル」の今。父が借金4000万円を抱え…大学を中退して“選んだ道”

日刊SPA! / 2024年10月3日 15時54分

当時は海の家のほかにも、美容商品や雑貨などの店頭販売のアルバイトをしていました。その社長に相談をしたら、Web部門の正社員にしてもらえたんです」

Web部門では主にネット通販を取り扱っていたそうだ。店頭販売より楽だと思いきや、そうではなかったのだという。

「今でこそインターネットで物を買うのは当たり前ですが、当時のネット通販は主流ではありませんでした。お客さんに買ってもらうために苦労する中、子役時代との共通点に気がついたんです」

◆「これからはアプリの時代が来る」3畳のシェアオフィスで起業

当時はインターネットでの買い物が主流ではなく、苦戦していたという西さん。彼女が気づいた「子役時代との共通点」とは?

「子役時代のオーディションも、ネット通販も、結局は“客商売”なんです。オーディションでは『この子ならテレビに使って大丈夫だ』と安心してもらい、通販では『この会社なら買っても大丈夫だ』と安心してもらうことがゴール。

でも、インターネットではオーディションと違って相手の顔が見えません。そこで、安心してもらうために、お客様とのコミュニケーションを大事にしていました。ひとりずつにメールをお送りしたり、『こんな人が働いているよ』というブログを書いたりしていましたね。

それと並行して、プログラミングの勉強もしていました。高校生の間でTikTokが流行るようになって、親の世代もLINEを使い始めていたので、これからはアプリの時代が来ると確信したんです。

会社でもアプリ事業を始めるように勧めたのですが、『うちはWebだから』と断られてしまって。それなら自分でやろうと会社を辞めて、26歳で起業しました。まずは大阪で3畳のシェアオフィスから3名で、現在の『株式会社アンドエーアイ』の前身である『株式会社ドリグロ』をスタートしました」

◆資金援助はナシ「1年目の売上はゼロだった」

しかし蓋を開けてみたら、「1年目の売上はゼロだった」という。

「初年度の売り上げはゼロなので、3人で貯金を切り崩して、シェアラウンジのお菓子を食べていました。私は食べることがすごく好きなので、お腹が空いても食べられないことはすごくつらかったですね。そんな中でも髪は明るく、爪も長く、ギャルとしてのアイデンティティは失わずにいました(笑)」

芸能界にいた頃のつながりで、資金を援助してもらうことは考えなかったのだろうか。

「実は、周りに何も言わずに起業したんです。22歳から結婚をしていましたが、夫にも会社を始めてから2年くらいは黙っていました。売り上げが立たず、会社として成り立っていないことがバレて『それだったらやめたら?』と言われるのが嫌だったんです。結果を出してから伝えようと思っていたので、夫にもお金を頼らずにやっていました。やっとの思いで黒字を出したら、また別の壁にぶち当たったんです」

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