健康管理のプロは知っている「本当に体調がよくなる枕」の選び方
日刊SPA! / 2024年10月6日 15時51分
柔道整復師のshuheiと申します。現在は表参道で整骨院を経営するかたわら、これまでトップアスリートやアーティストら5万人以上の施術を担当してきた経験をもとに、腰痛や肩こり、姿勢改善など多くの方にとって身近な健康に関する情報をSNSで発信しています。
枕を選ぼうと思っても「金額も固さも形もまちまちでわからないよー」って方、意外に多いのではないでしょうか? 今回の記事はそんな枕難民のあなたのための参考書です。
◆いい睡眠が健康的な体をつくる
日常で以下のような症状はありませんか?
・なんとなく疲れやすい
・ストレスを感じる
・ついつい食べ過ぎる
・些細なことでイライラする
・集中力が続かない
・注意が散漫になる
・体が冷えている
これらは睡眠不足からくる初期症状としてあげられるものです。眠気を感じなくとも、体に必要な睡眠の時間と質に問題を抱えている可能性があります。
1日24時間のうちの約3分の1の時間を占める睡眠時間が不足することは、生活習慣病の発症リスクを高めるだけではなく、自覚しないところで思わぬ病気が進行する恐れもあり、体への負担を強いるものなのです。
さて、それでは何時間寝ればいいのかというところですが、実際に睡眠時間を調べた数々の論文をまとめたデータによると、夜間の睡眠時間は10歳までは8~9時間、15歳で約8時間、25歳で約7時間、45歳で約6.5時間、65歳で約6時間と、加齢とともに必要な睡眠時間が少なくなるということが報告されています。
よく「昔ほど長時間眠れなくなった」という悩みを聞きますが、実は加齢に伴い必要とする睡眠時間が少なくなっているというのが事実のようです。成人の場合、個人差はあるものの6~7時間前後の睡眠時間が目安。
また、高齢者は若い頃に比べて、早寝早起きになります。これは体内時計の加齢変化によるもので、睡眠だけではなく、血圧・体温・ホルモン分泌など睡眠を支える多くの生体機能リズムが前倒しになるからだそうです。
あなたの睡眠時間は年齢平均にくらべていかがでしたでしょうか?
◆枕はどう選ぶべきか?
自分の健康を守ってくれる睡眠、そしてそれをサポートしてくれる枕ですが、自分に合うのを選ぶ際に大切にしたいのは「素材」「高さ」「大きさ」。
「素材」とそれぞれの特徴としては、以下のようなタイプが一般的のようです。
● フィット感なら低反発ウレタン
● 寝返りしやすさなら高反発ウレタン
● 通気性ならマイクロファイバー
● 洗濯ならポリエステル
● 防虫ならパイプ
● 高さ調整ならコルマビーズ
● 耐久性ならパイプ
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