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オートバイ販売“勝ち組”が外資系ファンドに買収されたワケ。競合のバイク王、イエローハットは厳しい状況

日刊SPA! / 2024年10月10日 8時53分

 売上の伸びは力強さに欠け、営業減益でのスタートとなりました。二輪を強化事業に掲げており、店舗ネットワークの拡大は大歓迎でしょう。

 バイク王は2023年11月期に1億6600万円の営業損失を出しています。仕入台数不足を補うため、広告宣伝費を積極的に投下したものの、訴求力が不足して十分な費用対効果が得られなかったのです。

 今期は収益力を取り戻すために広告宣伝費を大幅に切り詰めており、営業黒字に転じる見込み。しかし、仕入台数は減少しており、事業者向けオークションでの仕入れを強化しています。やはり、中古車の仕入が経営課題になっているのです。

 ベインキャピタルによるレッドバロンの買収は、業界再編の可能性を多分に含んだものだと言えるでしょう。

<TEXT/不破聡>

【不破聡】
フリーライター。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、経済や金融に関連する記事を執筆中。得意領域は外食、ホテル、映画・ゲームなどエンターテインメント業界

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