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秋華賞から有馬記念まで。秋のG1“全11戦の勝ち馬”を元競馬誌編集長が最速予想

日刊SPA! / 2024年10月11日 15時30分

秋華賞から有馬記念まで。秋のG1“全11戦の勝ち馬”を元競馬誌編集長が最速予想

秋華賞でGⅠ2勝目を狙うステレンボッシュ

 9月29日のスプリンターズSを皮切りに秋のG1シリーズ11戦がスタート。競馬ファンの感覚では、「スプリンターズSで体を温めて、今週末の秋華賞から本格的なG1シーズン到来」ではないでしょうか。
 今年の春に寄稿した「G1レース11番勝負」は、2頭が不出走で1-2-0-6という結果。勝ち馬は安田記念のロマンチックウォリアーしか当てられませんでしたが、皐月賞7番人気2着のコスモキュランダ、ヴィクトリアマイル4番人気2着のフィアスプライドを選んでいたことで、ベタ買いの複勝回収率97%でした。

 ほぼトントンなら、秋に再チャレンジしてもギリギリ許されるであろうと勝手に判断して(笑)、今回は、この後に行われるG1全11戦の勝ち馬を予想したいと思います。目標は全馬出走、3勝以上、ベタ買い複勝率100%超え。では早速、いってみましょう。

◆秋華賞、菊花賞はデータと格言からチョイス

・秋華賞 ステレンボッシュ

 このレースには鉄の掟があり、それはオークス直行組(前走がオークス)が強いこと。春の二冠を分けあったステレンボッシュとチェルヴィニアはともに有力ですが、そこでさらにデータをチョイ足ししましょう。「前走オークスで1番人気」という馬は、過去10年で3頭が出走して3頭とも勝利しています。ということで、オークスで1番人気2着だったステレンボッシュを1番バッターに指名します。

・菊花賞 メリオーレム

 ダービー馬ダノンデサイル、セントライト記念を制したアーバンシックが人気を背負いそうですが、ここは少し捻ってメリオーレム。近年薄れつつあるとはいえ、「菊花賞は2勝クラス勝ち馬が波乱を演出する」は古から伝わる馬券格言です。2勝クラス勝ち→神戸新聞杯チョイ負けから菊花賞を制したヒシミラクルの再現を期待。

・天皇賞(秋) リバティアイランド

 昨年、圧倒的な強さで牝馬三冠を成し遂げたリバティアイランド。続くジャパンCは敗れたものの相手は最強馬イクイノックスでした。年明け初戦のドバイシーマクラシックは、らしさを欠く3着でしたが、初の海外遠征、タフな馬場で切れ味を削がれたとみます。今回は末脚が存分に生きる東京コース。本来の強い“お嬢さん”の姿が見られることでしょう。

◆ジャパンCには外国生まれのディープインパクト産駒が参戦予定

・エリザベス女王杯 レガレイラ

 牡馬クラシック戦線に殴り込みをかけた春は、皐月賞6着、ダービー5着と不完全燃焼に終わりました。捲土重来を期す秋初戦のローズSも5着。秋華賞をスキップして、ここに備えています。正直、秋華賞を使わないのはオーナーサイドの“使い分け”だと思いますが、昨年もローズSからエリザベス女王杯に向かったブレイディヴェーグが勝利。歴史は繰り返します。

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