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『降り積もれ孤独な死よ』謎の少女役でデビュー・水野響心。ネクストブレイク女優のスカウト秘話

日刊SPA! / 2024年10月16日 8時51分

「最後は自分で決めたらいいよ」と尊重してくれて、「せっかくだしやってみたら?」と背中を押してもくれました。家族は意外と落ち着いていて、私が一番テンパっていたと思います(笑)。

――そもそも演技をしたくて演劇部に入ったわけではないのですか?

水野 中学では人前に立つなんて考えられないくらい引っ込み思案でしたし、演劇部が有名な高校だったのですが、最初は裏方がおもしろそうだと思って入部しました。

ただ、部員全員が演技をするという方針だったので、裏方も演技はしなくてはいけなくて。やってみたら、負けず嫌いなところが出たというか、できない自分が悔しくて…。だんだん、演技の方が楽しいかもと思うようになっていました。

◆水野家ルール「全員、一度は護身術を習う」

――特技に合気道と殺陣、ダンスとありますが、これも部活でやっていたのですか?

水野 いえ、合気道はうちのルールで「全員、一度は護身術を習う」というのがあって…。

――水野家のルール、ハードですね!?

水野 自分の身は自分で守れるようになれ、と。勝ち負けを争うわけではないところがいいなと思って、私は合気道にしました。一応、「いつ辞めてもいいよ」とは言われていたのですが(笑)、せっかくなら黒帯をとりたくて、小3から高3まで続け、無事黒帯になれたんです。やりきった!と思って、辞めました。

――有段者なんですね!

水野 今も人前では緊張してしまいますが、精神的な部分は合気道にとても鍛えられたと思います。殺陣とダンスは、女優のお仕事をしたいと思ってから、演技の幅を広げたくて習い始めました。

――夢に向かって着実にスキルを磨いた、と。

水野 焦りがあったんです。子供の頃から女優になりたいと思ってる子に比べたら、高校からやり始めた自分は経験値で負けちゃうなって…。活躍されている俳優さんたちは、子役出身の方も多いですよね。自分がやれることは全部やっておきたくて、高校の時から今もレッスンを続けています。

◆入部して1か月で部長志願を直訴

――演劇部には、水野さんのような子が多かったのですか?

水野 演劇コンクールの強豪校だったので、演劇部に入りたくて入学した子もいるくらいでした。私はそうじゃなかったのに、勝手に「部長になりたい!」と思うようになり、入部して1か月で顧問の先生に「どうやったら部長になれますか?」と聞きにいったんです。驚かれて「今の部長に何か不満があるの?」と言われてしまいました…。

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