大谷翔平「無安打」の陰で、ロバーツ監督の“迷采配”が大炎上。ドジャースファンから怒り心頭の声も
日刊SPA! / 2024年10月16日 15時50分
写真/産経新聞社
ナショナル・リーグの優勝決定シリーズ(7回戦制)は、第1戦を9-0で完勝し、勢いそのままに2連勝を狙ったドジャースが、メッツに返り討ちに遭い、3-7で敗戦。1勝1敗のタイで、舞台をニューヨークに移す。
◆ナック「5失点炎上」が致命傷に
ドジャースにとって最大の誤算だったのは2回までに6点を失ったことだろう。パドレスとの地区シリーズ第4戦から3試合連続で完封勝利を収めていたドジャース投手陣だったが、この日はいきなりフランシスコ・リンドーアに先頭打者アーチを浴びる最悪のスタート。連続無失点が33イニングで途切れると、続く2回表にマウンドに上がったランドン・ナックが5失点と炎上し、メッツに主導権を奪われてしまった。
ドジャース打線も中盤に意地を見せて3点を返したが時すでに遅し。前日に2安打を放ち復調の気配を見せた大谷翔平も、メッツの先発左腕ショーン・マナイアの前に3打数無安打とバットは沈黙した。大谷は、第4打席と第5打席に救援投手から四球を選んだものの、得点にはつながらなかった。
◆「なぜ試合を諦めたんだ」という厳しい声も
ホームで手痛い黒星を喫したドジャースだが、試合後に待っていたのは、熱狂的なドジャースファンからデーブ・ロバーツ監督に対する数々の疑問の声だ。SNS上では「なんで調子が悪い投手を続投させたんだ」「なぜ試合を諦めたんだ」といった批判的な論調が目立った。
やり玉に挙げられたのは他でもない、2番手でマウンドに上がったナックである。今季がメジャー1年目のナックは、レギュラーシーズンで15試合に投げ、3勝5敗、防御率3.65とまずまずの成績を残し、パドレスとの地区シリーズでも1試合を投げ、1回無失点に抑えていた。
ところが、ポストシーズン2度目の登板となったこの日は制球が定まらず。8番タイロン・テイラーにタイムリーを許すと、その後リンドーアを申告敬遠し、迎えた満塁の場面で2番マーク・ビエントスに痛恨のグランドスラムを浴びてしまった。
この日のドジャースは救援投手のライアン・ブレイシアが先発したように、救援投手をつぎ込んでいく、いわゆる“ブルペンデー”で臨んだ。前日の試合を快勝し、勝ちパターンで登板する救援投手は投げておらず、そろってフレッシュな状態。ロバーツ監督とすれば、必勝リレーでメッツ打線を封じ込める算段だったはずだ。
ただ、貴重な中継ぎ左腕のアレックス・ベシアが脇腹を痛めて離脱中だったことが、ロバーツ監督のプランにゆがみを生じさせたかもしれない。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
ドジャース完全失速…大谷は見せ場ゼロ、指揮官が《手応え感じた》はずのブルペンは大崩壊
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月16日 9時26分
-
ド軍指揮官 2番手ナックの乱調が誤算「痛い一打だった」 第3戦はビューラー先発を明言
スポニチアネックス / 2024年10月15日 10時16分
-
ドジャースの連続イニング無失点はメジャータイの33でストップ…「ブルペンデー」の初回に被弾
読売新聞 / 2024年10月15日 6時10分
-
ロバーツ監督に「大打撃」 ブルペンゲーム不可避の状況でタフネス救援左腕が故障
東スポWEB / 2024年10月13日 14時0分
-
ドジャースの第5戦先発は明言せず ロバーツ監督「由伸の可能性はある」 パドレスはダルビッシュ有が中4日
スポーツ報知 / 2024年10月11日 8時15分
ランキング
-
1大谷翔平「無安打」の陰で、ロバーツ監督の“迷采配”が大炎上。ドジャースファンから怒り心頭の声も
日刊SPA! / 2024年10月16日 15時50分
-
2由規、引退会見でファンを想い涙 「よくやったなと自分を褒めてあげたい」 右肩手術を乗り越え17年間の現役生活
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月16日 19時13分
-
3藤川阪神はヘッド&二軍監督の組閣難航で多難すぎる船出…鳥谷敬氏や赤星憲広氏の招聘は絶望的
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月16日 11時32分
-
4NYメディアの“大谷投稿”が物議 蒸し返された事件…ファンも呆れ「馬鹿げている」
Full-Count / 2024年10月16日 17時29分
-
5佐々木朗希めぐりドジャースに“また”タンパリング疑惑…一部メジャー球団がMLBに猛抗議!
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月16日 9時26分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください