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大谷翔平「無安打」の陰で、ロバーツ監督の“迷采配”が大炎上。ドジャースファンから怒り心頭の声も

日刊SPA! / 2024年10月16日 15時50分

 本来なら1年目のナックは、ある程度試合の勝敗が決した場面で起用するのが理想だったはず。百歩譲って、ナックを1点ビハインドの2回から起用するとしても、安定感を欠く投球を見せた時点で、次の投手につなぐべきだったのではないか。

◆ロバーツ監督の“迷采配”が際立ってしまったワケ

 試合後の記者会見でナックの起用について聞かれたロバーツ監督は、「彼(ナック)には試合序盤にたくさんのアウトを取ってもらう必要があった。それは試合前から考えていたプラン通りだ」と釈明したが、同時に「彼の状態はシャープではなかった」とも説明。それがわかった時点でなぜ代えなかったのかと聞かれたロバーツ監督は、「ある程度のイニングを投げてもらわないといけなかったから」と、ナックの起用は、オープナー後の先発投手に近い役割だったことを示唆した。

 ただ、この日登板したナック以外の4投手は7回を2失点で切り抜けており、結果的にナックの起用、そして交代の遅れが致命的となった。そして勝ちパターンで投入する救援投手も起用できず、ロバーツ監督の“迷采配”がより一層際立つ形となった。

◆ロバーツ監督の迷采配は過去のポストシーズンでも…

 ただ、ポストシーズンでロバーツ監督の継投策が裏目に出るのはこの試合に限ったことではない。ロバーツ監督は2016年の就任以降、9年連続でポストシーズンに進出。8度の地区優勝に導いており、名将であることに疑問の余地はない。しかし、世界一に輝いたのは2020年だけで、短期決戦におけるロバーツ監督の継投策は、これまで何度も疑問符が投げかけられてきた。

 また、メッツとの第2戦では継投策以外に腑に落ちない采配もあった。第1戦で9番に座り、犠打と安打で大谷に繋げたトミー・エドマンを6番で起用したことだ。

 第2戦で3安打2打点と結果を残したエドマンだが、9番のままでも良かったのではないか。実際に第1戦では打線がつながり、9点を挙げるいい流れができていただけに、この打順変更を疑問に感じるファンも少なからずいたはずである。

◆第3戦は早めの継投策で勝利なるか

 1勝1敗の五分となり、ニューヨークに乗り込むドジャースは、第3戦のマウンドにシーズンを通して安定感に欠くウォーカー・ビューラーを送り込む。

 ブルペン陣は休養たっぷりで臨めるだけに、必然的に早めの継投策で凌ぐ形になるだろう。ワールドシリーズ進出へ向けて、ロバーツ監督の采配に大きな注目が集まる。

文/八木遊(やぎ・ゆう)

【八木遊】
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

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