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“超極上車”に仕上げた中古ベンツの「5年間にかけた整備費」を算出。月の支払額は新車ミニバンと“ほぼ同額”に

日刊SPA! / 2024年10月20日 15時53分

 さらにその「お金がかかる」という部分は、まさに整備代。クルマは、いくら整備代をかけたとしても、その価値は“ほぼ上がらない”といえるため、多くの人は「整備代」をかけたがりません。さらに、整備代は万円単位と高額である場合が多いため、愛車に不具合が生じると、それをきっかけとして「乗り換える」という人が多いのだと思います。

 実際、私も2005年から2018年に至るまで「整備代がかからない」ということを最も重要視していました。その間、購入した中古車としては、日産レパードJフェリーが購入額プラス10万円で売れたという成功事例がありますが、もしも整備代がかかったならば、その10万円はパーだったと思います。

 そんな私は、2019年に購入したW140から「整備代をかける」という方針に転換。なぜそうしたかというと、先程も述べたように残価を気にすると好きなクルマに乗れないからです。また、もう1つ重要な点として、結局クルマはそれなりに維持費がかかるという結論になったからです。つまり、どんな乗り方をしたとしても、月額換算で2万円、3万円といった金額がかかるのは仕方がないのであります。

 また、多くの人はクルマに対して3万円以上かけていることだと思います。推測ではありますが、メジャーな買い方は、『新車もしくは新しい年式の中古車を買って、ローンで乗る』ということでしょう。おそらく、軽自動車であれば2万円~3万円程度、普通車ミドルクラスで6万円程度、高級車で10万円~15万円程度といった月々の支払額となっているかと思います。

 そうすると、W140のようなヤングクラシックを買った場合、一体月々の支払額がいくらになるのか。もちろん、整備をしないでケチって乗ることもできるでしょうが、惜しみなく整備をして「大満足な状態」で乗った場合、どのような月々の支払額になるのか、私は興味を持ってしまったのです。

 そして今、ほぼ完成形に近づいているW140。それに、かかった金額が算出できたため、今回、それを公開したいと思います。

 ちなみに、W140に限らず、ヤングクラシック世代は、マイナス方向への価値変化が少ない車種が多いため、残価率という観点では新しい年式のクルマよりも有利。ただ、古いクルマであるため「整備代」が未知数だから多くの人は手を出したくないのでしょう。それを今回可視化した次第であります。

◆W140 2019年⇒2024年の整備代合計

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