大谷翔平のドジャースは苦戦必至?“投手陣壊滅状態”でヤンキースに勝つことはできるのか
日刊SPA! / 2024年10月25日 15時50分
写真/産経新聞社
現地時間25日(日本時間26日)、第120回ワールドシリーズがついに開幕する。
昨年はワイルドカードから勝ち上がったレンジャーズとダイヤモンドバックスによる“ワイルドカードシリーズ”だったが、今年はドジャースとヤンキースが第1シードから順当に勝ち上がってきた。ともに古豪、名門と呼ばれるメジャー屈指の人気球団だけに現地でも大きな盛り上がりを見せているようだ。
一発が飛び交う空中戦となるなら、ドジャースが有利となる可能性が高いだろう。ただ、最大7試合の短期決戦において、何より重要なのは投手力である。
◆ドジャースは先発投手陣が深刻な状態
それぞれの今ポストシーズンにおける投手成績を比較すると、ヤンキースがドジャースを上回っている。ヤンキースは、ロイヤルズとの4試合、ガーディアンズとの5試合、計9試合でチーム防御率3.27をマーク。パドレスとの5試合、メッツとの6試合、計11試合で4.36をマークしたドジャースに1点以上の差をつけている。
“投懐”状態のドジャースにとって、特に深刻なのが先発投手陣の方だ。すでに第1戦と第2戦の先発投手が発表されており、ジャック・フラーティと山本由伸がマウンドに上がることになっているが、今ポストシーズンの防御率はそれぞれ7.04と5.11。特にフラーティは前回登板で3回8失点と炎上しており、大きな不安が残る。
また故障者の続出で、フラーティと山本に次ぐ確固たる3番手が不在。試合序盤から継投策を用いる“ブルペンデー”で凌がざるを得ない展開も予想されている。
その一方で、ヤンキースの先発陣はドジャースのそれに比べるとかなりマシだ。ヤンキースの今ポストシーズンの先発防御率は3.89。安定しているとは言い難い数字ではあるが、ドジャースの6.08に比べると天と地の差。先発投手の枚数も4人そろっており、救援陣にかかる負担はドジャースほどにはならないだろう。
◆救援陣の防御率もヤンキースより悪いが…
そして注目に値するのが両チームの救援投手陣の成績だ。ドジャースの救援陣は充実していると思われがちだが、今ポストシーズンにおける救援防御率は3.16で、実は2.56のヤンキースよりも悪い数字が残っている。
つまり、ドジャースの強みと思われている救援陣だが、ヤンキース相手にはアドバンテージとはいえないということだ。
ただこれにはちょっとしたカラクリがある。ドジャースはメッツとのリーグ優勝決定シリーズ6試合で、全て4点以上の差がつく一方的な展開となった。そのため、早々と試合の大勢が決まり、勝ちパターンで起用する投手を起用する機会が限られていた。つまり、“敗戦処理投手”の登板が多かったというわけだ。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
大谷翔平は「1番・DH」 勝てばWS制覇…左肩負傷もWS初HRなるか、ジャッジは3番先発
Full-Count / 2024年10月31日 5時0分
-
大谷翔平は「1番・DH」 勝てばWS制覇…左肩負傷も強行出場、不振ジャッジは3番先発
Full-Count / 2024年10月30日 5時0分
-
ド軍3連勝導いた劇的変化“4.23→1.62” 弱点改善で「ヤ軍がしたかったことを…」
Full-Count / 2024年10月29日 14時26分
-
大谷翔平、第4打席で四球もアクシデント 盗塁死で左腕負傷か…球場騒然
Full-Count / 2024年10月27日 11時29分
-
大谷翔平、WS第2戦は「1番・DH」 4試合ぶり4号に期待…山本由伸で連勝なるか
Full-Count / 2024年10月27日 5時17分
ランキング
-
1楽天・石井SD 田中の退団経緯を説明「減額制限超える減俸を提示して同意が…それに当たる」提示額は…
スポニチアネックス / 2024年11月24日 19時2分
-
2電撃退団の楽天・田中将大 ヤクルトが獲得調査 今季登板1試合で大幅減俸…自ら「自由契約に」
スポニチアネックス / 2024年11月25日 5時33分
-
3マー君 楽天退団報告で「田中将大」「マー君退団」がトレンド入り「ショック」「まじか」移籍予想合戦も
スポニチアネックス / 2024年11月24日 19時9分
-
4【楽天】田中将大の退団発表 侍ジャパン決勝直前のタイミングに疑問の声「もうちょい待てんか?」
東スポWEB / 2024年11月24日 20時44分
-
5侍ジャパン・井端監督「負けたのはすべて私の責任」「選手には感謝」 プレミア12で連覇逃す
スポニチアネックス / 2024年11月24日 22時8分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください