藤田菜七子「電撃引退」による競馬界の影響は…。女性騎手「ドミノ倒しの危機」の可能性も
日刊SPA! / 2024年11月2日 15時54分
写真/橋本健
ダービー馬ドウデュースが見せた圧巻の末脚にファンがどよめいた。
10月27日、東京競馬場で行われた第170回天皇賞(秋)は、武豊騎手が騎乗した2番人気のドウデュースが最後の直線で他馬をごぼう抜き。後方2番手から上がり3ハロン32秒5の驚愕の切れ味を発揮すると、並み居る強豪馬をあっという間に差し切った。
今年3月に55歳となった武騎手だが、この秋は秋華賞2着、菊花賞3着、そして天皇賞(秋)優勝とまさに絶好調。いずれも人気を上回る着順に愛馬を導いているだけにその価値は高い。
◆“競馬界のアイドル”の「電撃引退」から3週間…
武騎手が日本競馬界の“顔”となったのは元号が平成に変わった頃だった。その後、何人かの若手が“ポスト武豊”候補と呼ばれたが、後継者は今なお現れていない。
そんな日本競馬界において、武騎手に次ぐ認知度を誇っていたのが藤田菜七子騎手ではないだろうか。正しくは、10月11日付で騎手免許を取り消されているため、藤田菜七子元騎手である。
菜七子元騎手は、“競馬界のアイドル”として、ルーキーイヤーの2016年以降、多くの話題を振りまいてきた。1年目は6勝に終わったが、2年目の17年から14勝→27勝→43勝と着実に実績を重ね、18年にはJRAの女性最多勝利記録を樹立するなど、順風満帆の騎手生活を送っていた。
ところが落馬による骨折などもあり、成績は徐々に低迷。19年の43勝をピークに、35勝→14勝→8勝→13勝と、成績は下降の一途を辿った。
そして9年目となった今年は、6月を終えて4勝と自己ワーストに並ぶペースだったが、7月にJRA職員の男性との結婚を発表すると、直後に5勝目をゲット。公私ともに充実の時を迎えると思われた。
◆同情からバッシングへ
ところが、10月上旬、“文春砲”が直撃する。『文春オンライン』が菜七子元騎手によるスマホの不正使用疑惑を報じたのだ。
『文春オンライン』によると、2023年4月ごろまでに菜七子元騎手は複数回にわたって調整ルームの居室内に スマートフォンを持ち込み、外部と通信していたという。JRAの事情聴取に対して、菜七子元騎手がこの事実を認めたため、騎乗停止処分が下された。
そしてその後、菜七子元騎手は急転直下の引退を表明。一時は師匠の根本康弘調教師が、「菜七子は泣きながら引退届を書いていた」と明かし、ファンの同情を誘った。ところが、前年のJRAの事情聴取に対し、菜七子元騎手は虚偽申告をしていたことが発覚すると、“同情”は瞬く間に“バッシング”へと形を変えた。
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