「文字が小さい。なんとかしろ!」携帯ショップの店員を苦しめる“横暴な中高年客”。退職を決意した出来事は…
日刊SPA! / 2024年11月5日 8時51分
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昨今社会問題になっているカスタマーハラスメント。携帯電話の販売などを行うショップでも、迷惑な客と遭遇することが多々あると聞く。かつて携帯ショップの店長を務めていた森航平さん(仮名・20代)が苦々しい表情で口を開く。これまで遭遇してきた迷惑客には、とある傾向があったという。
◆中高年客は「キレる、ゴネるのはあたりまえ」
「厄介な客は圧倒的に中高年が多いです。デジタルネイティブ世代の若者はこちらが説明しなくても、ある程度知識があるので、説明すれば話が通じるのですが、中高年はなかなか納得しません。キレる、ゴネるのはあたりまえ。喚き散らす人もいました」
森さんは、困った中高年客の特徴について、持論を展開する。
「中高年の客は総じて、タメ口ですね。年齢が上なので仕方ないのかもしれませんが、あまり良い気はしないですね。もちろん良い人もいますし、タメ口が絶対にダメとも言い切れませんが、『友達じゃねえんだよ、何様だ』と内心思っていました」
◆プランについてあれこれ言われても困るのだが…
森さんの頭を悩ませていた中高年客。そのなかで、多かったのが「料金プランがわからない」とキレる客だったそう。
「料金プランを説明すると、『わからない』『ややこしい』とキレられることが、本当に多かった。プランが複雑なのは事実なので、こちらもなるべくわかりやすく説明するのですが、『全然わからねえよ』『もっとわかりやすく説明しろよ』と……。また、プランについて『全然お得じゃねえよ!』と怒られもしました。プランを決めているのは携帯会社で、ショップ店員の私が決めているわけではないんですよ」
◆「文字が小さい。なんとかしろ!」と怒鳴られた
森さんは「テキストサイズ」について、かなり強烈なクレームを受けたことが忘れられないという。
「中高年と思われる男がわざわざ携帯ショップに電話をかけてきて、『文字が小さい。なんとかしろ! こんな小さいなんて、聞いてない。金を返せ』と怒鳴られました。内心『は?』という感じで、『スマートフォンの設定で直せますよ』と言うと、『わからん』と。こちらも相手をしていられないので、『ネットで調べてください』と告げて切ろうとしたのですが、『なんだその態度は。本社にクレームを入れるから名を名乗れ』とまたもブチキレ。『そうしたければどうぞ』と言って、切りました。クビ覚悟でしたが、その後音沙汰はありませんでした」
機種変更の対応でも、理不尽な客に遭遇したことがあるという。
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