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「私を死刑に…」と望むも無期懲役に。23歳強盗犯が涙で語った後悔「闇バイトするとこうなる、と伝えたい」

日刊SPA! / 2024年11月7日 15時49分

永田被告はこの公判で、逮捕され反省の気持ちを強めたとして、自ら極刑を望む発言をした。この“望み”は叶わず11月7日に無期懲役が言い渡されたわけだが、10月23日に弁護側の被告人質問で長々と話した永田の陳述をここに紹介したい。

◆永田はなぜ死刑を望んだのか

=====以下、永田陸人被告による最終意見陳述=====

検察官の意見を踏まえてですが、検察官から悪質性について手短に、「組織性、計画性が極めて高く、大胆」かつ、「被害結果が重大で人生を奪われた被害者遺族の深い悲しみ」と言ってくださいました。
 
極刑を望むという代理人の意見もありました。加えて情状の余地がないと言ってくださり、その理由とは「動機に酌むべき事情なく役割が重大である」「私のせいで凶悪なグループになり、私のせいで犯行がエスカレートされた」と悪い方向になったと言っていただきました。

そして同種事案から厳罰が必要と言ってくださいました。加えて、求刑を聞きました。法定刑は無期か死刑です。動機も利欲的で、酌むべき事情はなく、結果も重大で大きいと言ってくださいました。

◆「すべての人生は自分の意思」

私自身も極刑でも償えないと思います、私自身も極刑を強く希望いたします。求刑で無期懲役と言われましたが、同情の余地がなく犯行は悪質で、残虐で、結果も重大なものです。その責任を果たすのは無期懲役でなく、死刑が一番ふさわしいと、加害者からも強く望みます。

弁護人の主張は私が未熟だと言っていたが、私はもう20(歳)を超えています。成人、大人で21で若年ですが、私は大人なのです。

自分で行い、自分の意思で、すべての人生を作ってきたのです。
すべて私の意思で、関係なく判決の要素として取り入れないでください。私の報酬が5〜10%と少ない点についてもとくに否定はしませんが、報酬をもらえない実行犯もいて、それに比べれば報酬をもらっているので、私がいかに優位、リーダー的な立場にいたかどうかを主張したいです。

私の動機は被害者遺族に全く関係なく、私利私欲、自己中心的な考えでやったもので動機で情状の要素に含めないでください。

◆「日本の裁判は加害者の人権に重きを置きすぎています」

死刑についてもかなり勉強しました、9つの要因があり、すべて頭に入っていて重大さももっと深い意味があります。専門用語を使っても伝わらないので省略しますが、強盗致死と強殺未遂の罪名で過去の判例で死刑が下される。求刑も無期懲役と考えていた通りなのですが、皆さん、これは裁判員裁判です。

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