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トランプ勝利で「高級腕時計相場は活性化する」。腕時計投資家の根拠とは

日刊SPA! / 2024年11月10日 15時52分

・2017年:安倍首相/トランプ大統領
2017年の1月からデイトナ16520を中心に「それまで見たことがないような“上昇”」となるモデルが増えていったのですが、当時の上昇幅は、2013年、2014年を上回るほど。2017年からは「数ヶ月で数十万円の変動」という値動きが珍しくなくなりました。また、その頃までパテックフィリップノーチラス(5711/1A-010)は、中古相場が定価とほぼ同様(約300万円)といった相場が続いていましたが、2017年4月頃から上昇。その結果、定価を上回るようになったといえます。

・2018年:安倍首相/トランプ大統領
2018年も2017年と変わらず上昇傾向となっていました。夏頃には、ノーチラス(5711/1A-010)は580万円といった水準にまで上昇。2017年春頃まで300万円程度だったわけですから、相場が2倍近くになるという動きをしていました。

・2019年:安倍首相/トランプ大統領
2019年になっても2017年、2018年と同様に相場は全体的に上昇となっている傾向がありました。特に2019年は、「一段と高くなっている」といえるほど、それまで以上に上昇幅が大きかったといえます。この頃、ノーチラス(5711/1A-010)は800万円台となっていました。しかし、夏頃からそういった上昇に陰りが見え、相場は下落気味となっていった経緯があります。この際は、特に「安値」となるこれといった原因が無いにも関わらず、相場が下落していたといえます。

◆2020年からの腕時計相場

・2020年:安倍首相⇒菅首相/トランプ大統領
2019年夏から相場全体は下落傾向となっていたわけですが、そこに新型コロナが登場。緊急事態宣言が日本で発令されると、腕時計相場は「結構な下落」となりました。その際、ノーチラス(5711/1A-010)は、600万円程度にまで値下がりしていたといえます。ただ、2020年夏頃には、相場の下落が収束。2019年から続いた「下落トレンド」は、ちょうど1年ぐらいで終わったといえます。

そして、2020年8月頃からは、一部腕時計が上昇したのですが、この頃値動きしたのが、オーデマピゲのロイヤルオークやロレックスのK18モデルなど。これらは、その頃まで「特に目立って動く」という感じではなかったため、「目立って動くモデルが変わった」といえる節目でした。2020年9月から菅政権になったわけですが、「相場が安倍内閣時を超える」という状態になったといえます。以前の記事で触れた「安倍晋三を超えられるのは安倍晋三だけ」ということが覆りました。

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