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トランプ勝利で「高級腕時計相場は活性化する」。腕時計投資家の根拠とは

日刊SPA! / 2024年11月10日 15時52分

2020年のコロナショック後に財政政策を打ちすぎて、結果的にそれが現在のインフレを引き起こしたという指摘がありますが、それならばバイデン大統領の時期に「前期2年:目立った上昇⇒後期2年:横ばい」となったということが腑に落ちます。

そのため、トランプ氏が大統領に就任後、「インフレ対策」をする可能性があります。そうなると、2016年と今とでは、事情が異なるわけで、2017年のように「腕時計相場が目立った上昇」とならないかもしれません。

しかし、私個人の“勘”としては、トランプ大統領になることで腕時計相場が活性化=上昇するのではないかと思っています。

というのも、このところ「横ばい」という状態が続いていたわけですが、そういった「動かない」という状態が、トランプ大統領ということをきっかけに変わりそうだと考えたからです。

なお、YouTubeで高橋洋一チャンネルを見たところ、インフレの解決策は“需要/供給”の『供給を増やす』のが重要とのこと。現在、世界的にインフレに困っているといわれますが、実際、日々生活していて私個人的にも「ものが高い」と感じます。そういった状況をトランプ大統領が打破しようと考える可能性があるわけですが、対策が「供給を増やす」だった場合でも、高級腕時計市場には影響がないといえます。というのも、高級腕時計は日々必要なものではないため増産する必要がないからです。

ですから私は、今回のトランプ氏が大統領選に勝利というニュースが、腕時計の値上がりに作用するのではないか、と思っている次第であります。

政治の話については、私よりも詳しい人がたくさんいらしゃいますが、私としては、これまでの各年の大統領と腕時計相場変化を見ると、トランプ大統領になるということが、「市場が活性化する」という方向に向かうと感じます。

<文/斉藤由貴生>

※個人の意見であるため、「値上がり/値下がり」どちらの値動きになるかの責任は取れません。腕時計を買う・買わないはそれぞれの自己責任で判断してください。

【斉藤由貴生】
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―

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