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アフリカへの中古車輸出業撤退から中古車買取り事業に転換したハッピーカーズ・新佛社長「今思えば、好き勝手に生きることに一生懸命だった」

日刊SPA! / 2024年11月13日 8時48分

「『安く仕入れられないから、利益を出すことができなかった』ことに尽きます。オークション会場で買うということは、どの業者よりも一番高く仕入れることにほかなりません。

 それなら、オークションを仕入れの場ではなく、売り場と考えてみてはどうだろうと逆転の発想をしたんです。

 それからというもの、とにかく『車を買います』と家族をはじめ、知人、友人、近所の人などに声をかけまくりました。最初は相手にされませんでしたが、割とバカになって同じことを言い続けていると、不思議なもので『じゃあちょっとうちの車見てよ』と自然と声がかかるようになりました」

 せっかく声をかけてもらったのだから、がっかりさせるわけにはいかないと、とにかく他社の買取り額や下取り額より徹底的に高い価格を提示していったという新佛社長。

「僕は自分にとってなじみ深い湘南という街で、この仕事を始めようとしている。つまり、自分が儲かれば、地域も儲かる。このことをベースに考え続けるうち、『車を通じて、関わる人すべてを、ハッピーにしていく』という自分のやるべきことや、事業の柱としての理念が見えてきたのです。

 このときはまだ『ハッピーカーズ』という名称は決まっていませんでしたが、自然と『ハッピー』という言葉が頭に浮かんできました。この理念から『クルマ買取りハッピーカーズ』という会社名が生まれたのです」

◆◆振り返ると「好き勝手に生きる」ことに一生懸命だった

「これまでやるべきことを優先順位にしたがって一つずつこなしてきて、今振り返ってみて、はっきりしたことがあります。それは、僕は『好き勝手に生きる』ことに意外と一生懸命だったということです。

 人生の中で、仕事が占める割合は相当なものです。一般的な会社員の場合、人生の総時間のうち約3割を仕事に充てているといわれています。残り7割で家族と過ごしたり、プライベートを楽しんだり、食事したり、眠ったり、休んだりしているわけです。そう考えると、仕事がどれだけ楽しく、満足できているかによって、人生の充実度が決まるといっても過言ではありません。

 それまで大病をしたことはありませんでしたが、いきなり脳梗塞になって、生死の境目を彷徨ってから、僕は健康に気を遣い、仕事の仕方も見直すようになりました。朝食を食べたら、愛犬をつれて海まで散歩。波の状態を確認して、『これはサーフィンができそうだな』と思ったら、すぐにボードをとってきて海に入ります。

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