佐々木朗希「ポスティング狂騒曲」に不満噴出。同じ23歳で移籍した大谷翔平との“決定的な違い”
日刊SPA! / 2024年11月13日 15時51分
写真/産経新聞社
DeNAの日本シリーズ制覇からちょうど1週間。土曜午後の日本列島に衝撃が走った。ロッテが佐々木朗希の今オフのポスティングによるメジャー挑戦を容認すると発表したのだ。
2019年のドラフト会議で4球団に1位指名された佐々木は、交渉権を獲得したロッテに入団。ただ当初からメジャー志向が強く、将来的なポスティング容認について毎年オフに球団と話し合いが続けられてきたという。
今月3日に23歳になったばかりのタイミングでのポスティング容認。これにはロッテファンのみならず、他球団のファンも驚かされたに違いない。
◆「25歳ルール」による弊害
メジャーリーグには「25歳ルール」というものがある。これは、25歳未満の海外選手獲得時に契約金や年俸総額が制限され、マイナー契約しか結べないというもので、23歳の佐々木にももちろん適用される。
つまり、佐々木が25歳となる2年後のオフにポスティングされれば、メジャーの球団と大型契約を結ぶことができ、多額の譲渡金がロッテの懐にも入る可能性が高かった。しかし、球団は数十億円ともいわれる譲渡金をドブに捨てる覚悟で、佐々木の意思を尊重したというわけだ。
ロッテにとっては、戦力的にも、ビジネス的にも、大きな痛手にしかならないが、それでも敢えて佐々木のポスティングを容認したということになる。
◆同じ23歳で海を渡った大谷翔平との決定的な違い
佐々木と同じく日本で5シーズンを過ごし、23歳で海を渡った大谷翔平がエンゼルスに移籍した際も、日本ハムには限られた譲渡金しか入らなかった。しかし、それを批判するファンはほとんどいなかったと記憶している。
日本ハム時代の大谷は、投手として42勝、打者としても48本塁打を放ち、16年にはチームの中心選手として日本一にも貢献。わずか5シーズンだったが、大きな爪痕を残し、球団にもファンにも背中を押されてのメジャー挑戦だった。
一方の佐々木は3年目に完全試合を達成するなど、実働4シーズンで、通算29勝をマーク。その右腕が世界レベルであることを証明してきた。ところが、個人タイトルはおろか、規定投球回数に達したことがなく、チームをリーグ優勝に導くような活躍をシーズンを通して見せることもなかった。
昨年オフには球団との契約更改が越年。交渉が長引き、いつしかダーティーなヒール役のイメージもついてしまっていた。
◆佐々木に対する批判の声が大きいワケ
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
ドジャース補強候補に「鈴木誠也」が急浮上。大谷翔平らと共闘で16年ぶり“日本人カルテット”誕生はあるのか
日刊SPA! / 2024年12月26日 8時48分
-
「日ハム→MLB→ソフトバンク」はプロとして当然の選択…上沢投手の移籍を非難する人に欠けている視点
プレジデントオンライン / 2024年12月19日 18時15分
-
同じ23歳メジャー挑戦でも…佐々木朗希と大谷翔平の“決定的な違い”。「マイナースタートがちょうどいい」と言えるワケ
日刊SPA! / 2024年12月17日 8時47分
-
佐々木朗希、ポスティング申請受理と米報道 争奪戦が開幕…期限は来年1月24日
Full-Count / 2024年12月10日 0時27分
-
佐々木朗希、今週中にもポスティング申請へ 1月16日以降に決着か…米報道
Full-Count / 2024年12月8日 5時41分
ランキング
-
1イチロー氏が野球界に次々“苦言”…「本当にやめてほしい」 鳴らした警鐘「価値が変わる」
Full-Count / 2025年1月5日 20時54分
-
2松山英樹が開幕戦V、PGA新記録「-35」樹立 衝撃の4日間でアジア人最多11勝目「記録出せて嬉しい」
THE ANSWER / 2025年1月6日 10時7分
-
3190億円の恩恵…大谷翔平は「引き寄せる」 ド軍に逸材加入で「韓国人観光客増えるかも」
Full-Count / 2025年1月6日 8時10分
-
4「誰が見ても泣く」 箱根3位国学院大主将の涙のスピーチが大反響「どう育てたらこんないい子が…」
THE ANSWER / 2025年1月6日 7時13分
-
5戦力外→社会人入りも滅多打ち「上から見ていた」 元楽天左腕が痛感した“現実”
Full-Count / 2025年1月6日 7時10分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください