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定年後、“1億円以上”を投資で運用する父に大きな不安…忠告したら「一銭も財産を残さない」とブチ切れ

日刊SPA! / 2024年11月28日 8時51分

定年後、“1億円以上”を投資で運用する父に大きな不安…忠告したら「一銭も財産を残さない」とブチ切れ

画像はイメージです

2024年1月に、個人投資に関して税制優遇制度NISAの仕組みが変わったことで、「貯蓄から投資」を合言葉として多くの人が投資をはじめることになった。「2024ユーキャン新語・流行語大賞」でも「新NISA」がノミネートするなど、空前の投資ブームが起こっている。ただ、家族間で投資に関するトラブルが起きるケースもあるようだ。父親と関係性が悪くなってしまったのが、埼玉県在住の高梨啓吾さん(仮名・35歳)。高梨さんの父親は大阪に住んでいるそうだが、最近では家族に内緒で意外な趣味にドハマリしているのだとか。
◆父がデイトレーダーのようになっていた

「父は、すでに定年退職を迎えた元公務員です。かなりの退職金をもらったことで悠々自適の老後を過ごしています。母は5年前に亡くなり父は一人暮らしなのですが、Uber Eatsを頼んだりして食事にも困っていない様子でした。安心して様子を見に行くことが少なくなり、またコロナ禍や仕事がいそがしかったことで3年間も実家に帰っていなくて。ただ、子どもが生まれ、顔を見せに今年久しぶりに帰ったんです。そうしたら、父の部屋がテレビなどで見るデイトレーダーのように変貌していました……。父の書斎だった部屋には、何台もの画面に高性能なPCがつながれ株の取引を行っていました」

◆取引額が1億円をこえていた

株の取引を時間ができた定年後に行っていても不思議ではないはず。しかし、かつて父親は株取引に関して、否定的な意見を語っていたというのだ。

「父は堅実に貯金する性格で、株取引で財を成したような人たちをギャンブラーだとバカにしていた。それだけに、退職後にまさか株取引をしているとは思わなかった。父に聞けば、友人にすすめられ、興味本位で買った会社の株で収益がでたそうなんです。それから楽しくなり、株取引ができる環境を整えて運用をしているというのです」

とはいえ、もともと堅実な父親の性格だけに無理な投資はしていないだろうと、気にもとめていなかった高梨さん。しかし、取引を行っているPCの画面を見ると、そこには驚愕の事実が隠されていたそうだ。

「自分も株の取引は行っているので、どのくらい運用しているのか気になったんです。興味本位で父のPCの画面を見たら、取引している額が1億円をこえていて……。驚いて話を聞くと、ここ最近の株の乱高下でかなり儲けたと話すんです。確かに、公務員時代から勉強家で経済の知識も豊富だった父なら、株で収益を上げるのもできるような気が。しかし、退職金は全額投資に回していると話していて、かなりハイリスクな取引を行っていることが解った。あんなに堅実だった父とは思えず、絶句したのを覚えています」

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