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後部座席でイチャイチャしていたカップルが…タクシー運転手が“気まずかった”客5選

日刊SPA! / 2024年12月2日 15時53分

◆2)私のせいですか?

 30代サラリーマン風の男性の行先は、品川区内のビル。乗車地から一般道なら25分、首都高を使えば15分ほどで着くだろう。ルートの希望を聞くと、「急いでいるので高速でお願いします」と答えた。

 かしこまりました。なら、ちょっと急ぎ目にしますと、走り始めて数分。首都高は空いていたので順調に進んでいた。すると、彼がどこかに電話をかけ始めた。会話の内容から、向かっているのは自分の会社のようだ。

「はい、はい……。ただ、申し訳ないのですが、到着が15分ほど遅れそうなのです」

 相手に謝っている。寝坊でもしたのかな? 軽く聞き流していたら、

◆急いでいる男性がまさかの一言

「実は今、タクシーに乗っているんですが、運転手が道を間違えて首都高の別の路線に入ってしまいまして、そこがまた渋滞で……。はい。そうなんです」

 エッ!?  いやいや、こっちは順調に最短ルートを走っているし、渋滞だって一切ないぞ。なんてことは口にしなかったけれど、遅刻の犯人にされたのはよい気持ちじゃない。少しモヤモヤしていると電話を切った彼が「ふぅー」と息をついた。あ、もしかしたら、このあと

「悪いね、運転手さんを犯人にしちゃったよ。ごめんね」

 と声をかけてくれるのかと思ったが、そのまんま無口&無表情の彼。会話が聞こえていないとでも思っているのだろうか? 結局、電話を終えてから到着までの10分ほど、彼はひと言も発することなく仏頂面。こちらもあえて話すことなどせず不満顔。空気はかなりよどんでいた。

◆3)取りあえず、服、なおしましょうか

 新宿から乗ってきた30歳前後のカップル。女性が少し年上で男性にぞっこんの様子。こちらの「シートベルトの着用をお願いします」を軽く無視しながら、ぴったりと寄り添っていた。

 走り出すと男性はスマホをいじりだす。女性はそれを邪魔するかのように身体を寄せ、甘えた声で何かささやいている。そのうち、ささやきが「ぅうん♪」とか「ばかぁ」などの艶声に変化していくのが運転していてもわかった。

 をいをい、何してくれてるんだ? 別にいちゃつくのはいいけれど、限度を超えることはしてくれるなよ。とはいえ、振り向くわけにもいかないので、これ以上エスカレートしないことを祈りつつ運転していると、男性の電話が鳴った。

「あ、おつかれさまです。はい。はい。えー、マジですか! あー、わかりました。申し訳ありません、すぐ対処します。後で掛けなおします」

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