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タイに移住した日本人女性が明かす、4人家族のリアルな生活費「物価が安いイメージですが、実際は…」

日刊SPA! / 2024年12月3日 15時54分

「独身時代は月々だいたい3万5000バーツ(約15万4000円)くらいで生活していました。内訳としては、家賃が1万5000バーツ(約6万6000円)、その他の生活費が約2万バーツ(約8万8000円)という感じです。また、保険代が年間で3万バーツ(約13万2000円)かかっていました」

2021年に日本人男性と結婚し、2人の子どもを育てている石井さん。

「家族が増えると、生活費は大きく変わります。バンコクで暮らしていた頃は、家族4人で約5万バーツ(約22万円)、家賃が7万バーツ(約30万8千円)ほどでした。今は、パタヤにいるときは母親の実家暮らしなので家賃は無料で、生活費は2万5000バーツ(約11万円)程度。日本食ばかりを食べていると食費がかさむのですが、我が家は基本的に自炊です。週末はオシャレなカフェなどで外食することもあります。

ただ、昔も今も旅行が好きなので、これに追加で旅行代がかかることが多いですね。タイは地理的に飛行機で1〜2時間も移動すれば複数の国への海外旅行が楽しめるので」

◆オムツやミルクは日本と変わらない値段だけど…

子育て事情については日本と比べてどうなのか。

「タイは物価が安いというイメージがあるので、子育て費用も安く済むと思われがちですが、実際はそうでもないんです。特に、オムツやミルクは日本と値段があまり変わらないですね。

オムツは日本では1パックが1200円程度ですが、タイでは1パックが約300バーツ(約1320円)です。ミルク缶は日本では800gで2000円くらいですが、タイで400gが約300バーツ(約1320円)程度です」

とはいえ、タイでの子育てにメリットを感じているという。

「日本にいるときは、子連れでの外出は肩身が狭いと感じることが多かったです。例えば、エレベーターやタクシーで舌打ちをされたり、電車の優先席を譲ってもらえなかったり……。もちろん優しく声をかけてくださる方もいますが、全体的に冷たく感じることがありました。

一方、タイでは“子どもは宝”という思想が根付いていて、子どもはどこに行っても本当に可愛がられます。電車では周りの人が一斉に手助けしてくれたり、レストランでは店員さんが子どもと遊んでくれることも。タイでの子育ては、毎日のように人の優しさを感じられ、親としても心に余裕を持てます。また、住み込みや日雇いのお手伝いさんを気軽に利用できる仕組みも心強いですね」

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