1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「窓を開けて大声で」あおり運転してくる“黒塗りの大型車”。運転手が観念した様子で警察に連行されるまで

日刊SPA! / 2024年12月5日 8時52分

「その光景を見た瞬間、私はようやくホッと胸をなでおろしました。この経験で、危険な状況でも諦めず冷静に行動することの重要性を強く実感しました」

 その後、山田さんの2人の子どもたちも安心した様子で、自然と笑顔になっていたという。

◆あおり運転の恐怖

 金山慎吾さん(仮名・30代)は、夕方の混雑した道路で後方から急接近してきた車にあおられた。

「初めは気にも留めずに運転を続けましたが、その車は私の車にぴったりと張り付いて、蛇行運転を繰り返しながらクラクションを鳴らしてきました」

 信号待ちで停車した時、金山さんの胸の鼓動は高まっていたという。冷静になり信号が青になるとすぐに交差点を通過した。

「後方の車は必死に私を追い越そうとしましたが、次の信号が赤に変わり、その車は急ブレーキをかけて信号待ちになったんです」

 その後、金山さんはコンビニに急いで入ることに。あおり運転の運転手は、そこを通過していった。

「運転手は、イライラと驚きが入り混じった顔をしていました。私の方を睨みつけながら通り過ぎました。その姿を見た他のドライバーたちも、冷たい視線を送っていたのが印象的でしたね」

◆警察に通報したが…まさかの証拠不十分

 金山さんは警察に通報することを決めたという。しかし……。

「私の車にはドライブレコーダーがありませんでした。警察からは、『具体的な証拠が欠けているため、逮捕には至らない』と言われたんです」

 金山さんは、どこでどのような行為をされたのか、相手の車のナンバーや運転手の特徴を警察に伝えた。しかし、「証拠がなければすぐに対応はできない」と言われてしまったとのこと。

「警察からは、『もしも今後、同じ車両から被害を受けて通報した人がいて、証拠があった場合に初めて逮捕が現実になる』と説明を受けました」

 この経験を通して、ドライブレコーダーで証拠を確保することの重要性を再認識したという。

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください